動物と被子植物の受精までの道を比べよう
このレッスンの役割
このレッスンは「受精と受精卵」6レッスンの2番目です。受精の境目を理解した上で、動物の精子と卵、被子植物の精細胞と卵細胞が出会うまでを比べます。完成の目安は、受粉を受精とせず、両者の経路を共通の順序で説明できることです。
知る・理解する
動物では、精子が卵へ到達し、精子の核と卵の核が合体して受精卵になります。受精が体外で起こる種類も体内で起こる種類もありますが、核の合体という中心は共通です。
被子植物では、まず花粉がめしべの柱頭につく受粉が起こります。花粉から花粉管が伸び、その中を精細胞が胚珠内の卵細胞へ運ばれます。精細胞の核と卵細胞の核が合体した段階が受精です。
具体例で使う
実験で花粉を柱頭につけた直後を時刻0とし、2時間後に花粉管、6時間後に精細胞が胚珠付近、8時間後に核の合体が観察されました。受粉は時刻0、受精は8時間後です。途中の花粉管伸長は、精細胞を届ける過程です。
誤答を直して次の学びへつなげる
花粉が柱頭についた瞬間を受精とするのは誤りです。受粉は運搬の始まりで、受精は精細胞の核と卵細胞の核が合体する後の出来事です。また花粉粒全体が胚珠と合体するのではありません。
次は、合体によって二つの由来の染色体が一つの受精卵へ集まる仕組みを描きます。
自分で確かめよう
確認1:受粉とは何?
花粉がめしべの柱頭につくことです。確認2:被子植物で受精する細胞は?
花粉内でつくられた精細胞と、胚珠内の卵細胞です。確認3:動物と植物の共通点は?
雄性と雌性の生殖細胞の核が合体し、受精卵ができることです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。