精子・卵と植物の生殖細胞の役割を比べよう
このレッスンの役割
このレッスンは「有性生殖と生殖細胞」6レッスンの2番目です。有性生殖の定義を受け取り、動物と植物で二種類の生殖細胞がどこにあり、どう出会うかを整理します。完成の目安は、生殖細胞と、それをつくる・運ぶ構造を区別できることです。
知る・理解する
動物では、雄性の生殖細胞が精子、雌性の生殖細胞が卵です。精子は一般に小さく運動し、卵は比較的大きく、受精後の初期に使う物質を含みます。大きさや動きは違っても、どちらも次世代へ遺伝情報を渡す役割をもちます。
被子植物では、花粉の中でつくられる精細胞が雄性の生殖細胞、胚珠の中の卵細胞が雌性の生殖細胞です。花粉粒は精細胞を卵細胞の近くへ届けるための構造を含みますが、花粉粒全体を精細胞と同じものとしません。
具体例で使う
花粉が柱頭につき、花粉管が伸び、その中を精細胞が移動して卵細胞へ届く資料を考えます。花粉管は通り道、花粉粒は精細胞をつくり運ぶ側の構造、実際に卵細胞と合体するのは精細胞です。
誤答を直して次の学びへつなげる
精子や精細胞を「小さな赤ちゃん」と考えるのは誤りです。単独では新個体の始まりにならず、もう一方の生殖細胞と合体して初めて受精卵になります。また卵も受精前は受精卵ではありません。
次は、生殖細胞が体細胞の半数の染色体をもち、合体後に元の組数へ戻る意味を考えます。
自分で確かめよう
確認1:動物の二種類の生殖細胞は?
雄性の精子と、雌性の卵です。確認2:被子植物で卵細胞と合体するものは?
花粉の中でつくられ、花粉管を通って運ばれる精細胞です。確認3:花粉粒と精細胞は同じ?
同じではありません。花粉粒は精細胞をつくり運ぶ側の構造を含み、合体する細胞が精細胞です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。