LESSON 01

無性生殖

未知の生活史から無性生殖の証拠を選ぼう

「無性生殖」第6段階。未知の生活史を生殖細胞・起点・個体数・形質から判定します。

未知の生活史から無性生殖の証拠を選ぼう

このレッスンの役割

このレッスンは「無性生殖」6レッスンの6番目です。定義・種類・体細胞分裂・データ・誤解修正を統合し、初めて見る生物の増え方を判定します。完成の目安は、結論を一つの見た目で決めず、証拠と限界を分けて書けることです。

知る・理解する

生活史を読む順序は四つです。第一に生殖細胞の合体が描かれているか、第二に新個体が親のどこから生じるか、第三に個体数が増えたか、第四に親子の形質や遺伝情報がどう似るかを確認します。

最も直接的な証拠は、生殖細胞の合体を経ず、親の細胞や体の一部から独立した新個体が生じる過程です。親が一個体だけに見えることや子が似ていることだけでは、観察されていない過程があるかもしれません。

未知の生活史で無性生殖を判定する四つの証拠生殖細胞の合体、子の起点、個体数、親子の形質を順に確認し、結論と限界を書く。1 合体の有無生殖細胞は?2 子の起点親のどこから?3 個体数独立個体へ?4 親子比較形質・情報は?結論:直接証拠 限界:まだ観察していない過程

具体例で使う

生物Zの体側に小さな突起が生じ、体細胞分裂で大きくなり、親から離れて餌を取るようになりました。生殖細胞の合体は観察されません。この資料は出芽による無性生殖を直接支えます。

一方、「一匹だけ飼育した容器で子が見つかった」だけなら不十分です。体内に保存していた生殖細胞による有性生殖など、観察前の過程を除けないからです。

誤答を直して次の学びへつなげる

子が親に似ていることだけで無性生殖と断定しません。有性生殖の子も親の遺伝情報を受け継ぎます。解答では「生殖細胞の合体がなく、親の一部から独立個体が生じたため」のように過程を根拠にします。

ここまでで無性生殖を判定する軸が完成しました。次の「有性生殖と生殖細胞」では、生殖細胞がつくられ、二つの遺伝情報が組み合わさる仕組みと比較します。

自分で確かめよう

確認1:最も直接的な証拠は?生殖細胞の合体なしに、親の細胞や体の一部から独立した新個体が生じる過程です。
確認2:一個体だけの容器で子が生じれば断定できる?できません。観察前に起きた有性生殖などの可能性を除く追加証拠が必要です。
確認3:子が親に似るだけでは不十分な理由は?有性生殖の子も親から遺伝情報を受け継ぎ、似ることがあるためです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。