細胞数と平均サイズの資料から成長を計算しよう
このレッスンの役割
このレッスンは「細胞分裂と成長」6レッスンの4番目です。分裂・伸長・分化のモデルを、細胞数と平均サイズの資料で検証します。完成の目安は、増加率を計算し、どの変化が成長を支えたかを一つの数値だけでなく説明できることです。
知る・理解する
細胞数の増加率は「増えた数÷最初の数×100」で求めます。平均細胞長も同じように比較します。器官が長くなった結果だけでは、細胞数が増えたのか、一個ずつが長くなったのかを区別できません。二種類のデータを組み合わせます。
具体例で使う
細胞数が100個から160個なら、増加は60個、増加率は60÷100×100=60%です。平均細胞長が20 µmから30 µmなら、増加率は10÷20×100=50%です。この組織では、細胞数と平均サイズの両方が増え、成長に関係したと説明できます。
別の領域で細胞数がほぼ同じ、平均長だけが増えたなら、観察期間中は細胞の伸長が中心だったと考えられます。
誤答を直して次の学びへつなげる
器官の長さが二倍だから、細胞数も二倍とは限りません。細胞の大きさ、並び、形も影響します。また平均値だけでは個々のばらつきが隠れるため、標本数や範囲も確認します。
次は「すべての細胞がいつも分裂する」「分裂すると一個の細胞が大きくなる」という誤解を修正します。
自分で確かめよう
確認1:80個から120個の増加率は?
増加は40個なので、40÷80×100=50%です。確認2:器官長だけで細胞数増加を断定できる?
できません。細胞の平均サイズや形、並びも調べます。確認3:細胞数一定で平均長だけ増えたら?
その期間・領域では、細胞の伸長が成長の中心だったと考えます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。