LESSON 01

分離の法則と比

対の遺伝子が分かれる分離の法則をつかもう

「分離の法則と比」第1段階。対の遺伝子が生殖細胞形成時に分かれる法則をつかみます。

対の遺伝子が分かれる分離の法則をつかもう

このレッスンの役割

このレッスンは「分離の法則と比」6レッスンの1番目です。前のセクションでは、親の遺伝子型から生殖細胞を取り出し、交配表を作りました。今回は、その操作がなぜ成り立つのかを分離の法則として理解します。完成の目安は、Aaの対が生殖細胞をつくるときに分かれ、一つの生殖細胞にはAかaのどちらか一つが入ると説明できることです。

知る・理解する

体細胞では、同じ形質に関わる遺伝子を対で持ちます。Aaの個体ならAとaの対です。生殖細胞がつくられるとき、この対の遺伝子は分かれ、別々の生殖細胞へ入ります。この規則を分離の法則といいます。

分離は受精の後ではなく、生殖細胞をつくる段階で起こります。Aをもつ生殖細胞とaをもつ生殖細胞ができ、受精で父由来と母由来の一つずつが再び組み合わさります。分離と受精は「対を一つずつへ分ける」「一つずつを対へ戻す」という反対向きの出来事です。

対の遺伝子が生殖細胞へ分かれる体細胞の遺伝子型Aaが生殖細胞形成時にAとaへ分かれ、受精で二つの生殖細胞の遺伝子が再び対になる。体細胞 AaAa分離Aa一個に一つ受精A + a対へ戻る分離は生殖細胞形成、組合せは受精

具体例で使う

遺伝子型Aaの植物が花粉をつくります。分離の法則により、花粉へつながる生殖細胞はAをもつものとaをもつものに分かれます。一個の生殖細胞がAaをもつのではありません。別のAa個体の卵もAかaをもち、受精でAA、Aa、aaのいずれかができます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「受精してからAaがAとaへ分かれる」は、出来事の順序が逆です。分離は受精前、生殖細胞をつくるときです。「Aaの生殖細胞」は、体細胞と生殖細胞の遺伝子数を混同しています。矢印を親→生殖細胞→受精卵の順に戻して直します。

次はコインをA・aに見立て、少数回では結果がばらつき、多数回で1対1へ近づくことを確かめます。

自分で確かめよう

確認1:分離の法則とは?対になっている遺伝子が、生殖細胞をつくるときに分かれて別々に入ることです。
確認2:Aaの一個の生殖細胞には何が入る?Aかaのどちらか一つです。
確認3:分離と受精の違いは?分離は対を一つずつへ分け、受精は両親由来の一つずつを対へ戻します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。