未知の生活史で生殖細胞と情報の流れを追おう
このレッスンの役割
このレッスンは「有性生殖と生殖細胞」6レッスンの6番目です。有性生殖の定義、生殖細胞、染色体の半数化、情報の組合せ、誤解修正を統合します。完成の目安は、名称を伏せた生活史でも、細胞の役割と遺伝情報の流れを根拠付きで復元できることです。
知る・理解する
初見資料では、まず体細胞の染色体数を基準にします。その半数をもつ細胞が二種類あり、合体して体細胞と同じ数へ戻るなら、それらは生殖細胞、合体後は受精卵と判断できます。
次に情報の由来を追います。受精卵の染色体の一部は雄性の生殖細胞、一部は雌性の生殖細胞に由来します。最後に、受精卵が分裂を重ねて個体になる流れを確認します。
具体例で使う
生物Mの体細胞は18本、細胞PとQは9本ずつ、PとQが合体した細胞Rは18本でした。PとQは生殖細胞、Rは受精卵です。PとQの由来が異なるため、Rは二つの由来の遺伝情報を組み合わせています。
資料に子が親とよく似ると書かれていても、それだけで無性生殖とはしません。半数の二細胞が合体する過程があれば有性生殖です。
誤答を直して次の学びへつなげる
染色体数が半数という一条件だけで、生殖細胞と断定するのは早すぎます。その細胞がもう一方と合体し、新個体の始まりをつくる生活史も確かめます。結果、過程、解釈を分けると初見問題に強くなります。
ここまでで生殖細胞と情報の流れを追えるようになりました。次の「受精と受精卵」では、合体の瞬間と、その後に受精卵が発生を始める境目を詳しく学びます。
自分で確かめよう
確認1:体細胞14本なら生殖細胞の候補は?
半数の7本をもつ細胞です。確認2:7本と7本が合体した細胞は何本?
14本となり、生活史で新個体の始まりなら受精卵です。確認3:生殖細胞と断定する追加証拠は?
雄性・雌性の細胞が合体し、新個体の始まりをつくる過程です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。