卵数・受精率・発生数の資料を段階別に読もう
このレッスンの役割
このレッスンは「受精と受精卵」6レッスンの4番目です。受精で情報が統合される理解を、個体数の資料へ使います。完成の目安は、卵・受精卵・発生を始めた胚の数を混同せず、受精率を正しく計算できることです。
知る・理解する
受精率は「受精卵数÷観察した卵数×100」で求めます。卵が存在しても、すべてが受精するとは限りません。また受精卵のすべてが、その後の発生を同じように進めるとも限りません。
資料を読むときは、産み出された卵、受精が確認された受精卵、細胞分裂を始めた胚、ふ化した個体のように段階を分けます。分母をどの段階にするかで割合の意味が変わります。
具体例で使う
卵250個のうち受精卵が200個なら、受精率は200÷250×100=80%です。そのうち150個がふ化した場合、受精卵に対するふ化率は150÷200×100=75%です。150÷250=60%は全卵に対するふ化割合で、別の値です。
誤答を直して次の学びへつなげる
受精率とふ化率を同じ分母で計算しないようにします。まず「何個のうち何個か」を言葉で書き、その後に式へします。また発生を始めた数が受精卵数より少なくても、受精しなかったとは限りません。受精後に発生が止まった可能性があります。
次は、受粉・受精・最初の分裂・発生を一つの出来事にまとめる誤りを修正します。
自分で確かめよう
確認1:卵120個中受精卵90個の受精率は?
90÷120×100=75%です。確認2:受精卵90個中ふ化72個の割合は?
72÷90×100=80%です。確認3:受精率とふ化率が違う理由は?
受精と、その後の発生・ふ化は別の段階で、分母も異なるためです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。