根の印の間隔から伸びる場所を確かめよう
このレッスンの役割
このレッスンは「細胞分裂と成長」6レッスンの2番目です。成長を三つの細胞変化で捉える考えを、根の伸長実験で確かめます。完成の目安は、印の移動ではなく印と印の間隔の変化から、伸びた部分を判断できることです。
知る・理解する
発芽した根に、先端から等間隔の印を付け、一定時間後に各区間の長さを測ります。最初の間隔、観察時間、温度、水分、根の種類などをそろえると、先端からの位置による違いを比べられます。
根そのものが移動するため、印の場所が全体として下へ動くだけでは、その区間が伸びた証拠になりません。二つの印の間隔が広がった区間こそ、長さが増えた部分です。
具体例で使う
観察前はすべて2 mm間隔、24時間後に先端から二番目の区間が5 mm、三番目が4 mm、他は2 mmだったとします。増加量はそれぞれ3 mm、2 mm、0 mmです。よく伸びたのは先端そのものではなく、その少し上の区間だと分かります。
複数の根で同じ傾向を確かめると、一本だけの曲がりや印のずれによる誤差を減らせます。
誤答を直して次の学びへつなげる
最下部の印が最も大きく移動しても、その上下の間隔が変わらなければ、その場所自体が伸びたとは言えません。また太い印は位置が曖昧になるため、細く同じ幅で付けます。
次は、よく伸びる場所と、細胞分裂が盛んな場所が少しずれる理由を、分裂・伸長・分化の時間変化から説明します。
自分で確かめよう
確認1:伸びた区間は何で判断する?
観察前後で二つの印の間隔がどれだけ広がったかで判断します。確認2:そろえる条件を二つ挙げると?
最初の印の間隔、観察時間、温度、水分などから二つです。確認3:一本だけでなく複数の根を使う理由は?
個体差や印のずれによる偶然の影響を小さくするためです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。