成長・生殖・発生・遺伝を四つの問いで分けよう
このレッスンの役割
このレッスンは「生物が命をつなぐ方法」6レッスンの1番目です。このコースで何度も使う成長・生殖・発生・遺伝を、最初に別々の問いとして整理します。完成の目安は、観察された変化がどの過程を表すか理由付きで選べることです。
用語だけを暗記せず、「何の数や形が変わったか」「親子のどちらを見ているか」を確かめます。
知る・理解する
成長は、一つの個体が大きくなったり体のつくりが変化したりすることです。生殖は、新しい個体をつくり、命を次の世代へつなぐことです。
発生は、受精卵など新しい個体の始まりから、細胞分裂を重ねて体のつくりが形づくられる過程です。遺伝は、親の形質に関わる遺伝情報が子へ伝わることです。形質とは、生物の形や性質の特徴です。
具体例で使う
オタマジャクシが大きくなり脚ができる変化は、一つの個体の成長として捉えられます。受精卵から細胞が増え、器官が形づくられる過程に注目すれば発生です。同じ出来事でも、問いが見る範囲により言葉が変わります。
親と子で目の色などの形質を比べる問題は遺伝です。子そのものが生じる方法を問うなら生殖です。
誤答を直して次の学びへつなげる
成長と発生は完全に無関係ではありませんが、同じ意味でもありません。成長は個体の変化を広く表し、発生は新しい個体の始まりから体が形づくられる過程に焦点を当てます。また生殖は単なる体の大型化ではなく、個体数が次世代として増えることです。
次は四つの過程を、細胞と遺伝情報が個体から個体へ続く一本の流れとして結びます。
自分で確かめよう
確認1:新しい個体をつくる過程は?
生殖です。確認2:受精卵から体のつくりが形づくられる過程は?
発生です。確認3:親子の形質のつながりを扱うのは?
遺伝です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。