胚珠から種子・子房から果実になる対応を描こう
このレッスンの役割
このレッスンは「植物の受粉・受精・発生」6レッスンの3番目です。実験で確かめた受粉後の変化を、花の断面と対応させます。完成の目安は、精細胞・卵細胞・受精卵・胚の関係と、胚珠→種子、子房→果実の二組を図で説明できることです。
知る・理解する
花粉粒は精細胞そのものではなく、精細胞を胚珠へ届ける花粉管を伸ばします。精細胞の核と卵細胞の核が合体して受精卵になり、受精卵は分裂して胚になります。胚は種子の中にあります。
受精後、胚珠は種子へ変わり、胚珠を包む子房は果実へ変わります。一つの子房に複数の胚珠があれば、一つの果実に複数の種子ができる可能性があります。
具体例で使う
エンドウの一つの子房に胚珠が6個あり、受精後に5個の種子ができたとします。果実は子房が変化した一つ、種子は受精後の胚珠が変化した五つです。残り一つの胚珠は受精しなかったか、受精後に発生が止まった可能性があります。
誤答を直して次の学びへつなげる
「花粉粒=精細胞」は、運ぶ構造と運ばれる細胞を混同しています。「胚珠→果実、子房→種子」は内外の対応が逆です。花の断面で、胚珠が子房の内側にあることを確かめてから変化をたどります。
次は、花数・受粉花数・果実数・種子数を段階別に計算します。
自分で確かめよう
確認1:受精卵は何になりますか?
体細胞分裂をくり返して胚になります。確認2:胚珠は何になる?
受精後に種子になります。確認3:子房は何になる?
受精後に果実になります。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。