交配表の外側・内側・比を混同する誤りを直そう
このレッスンの役割
このレッスンは「遺伝の組み合わせを表で考える」6レッスンの5番目です。生殖細胞の取り出し、交配表、比の計算を使い、表のどこで考え違いが始まったかを修正します。完成の目安は、誤った交配表の最初の誤りを「親・生殖細胞・子・比」のどの段階か特定し、正しく書き直せることです。
知る・理解する
交配表で最も大切な区別は、外側と内側です。外側には生殖細胞がもつ一つの遺伝子、内側には受精後の子がもつ二つの遺伝子を書きます。親のAaを外側へそのまま置くと、以後のすべてのマスがずれます。
次に、同じ遺伝子型のマスも一つずつ数えます。Aaが二マスあれば2/4です。最後に、遺伝子型比と表現型比を分けます。AAとAaは同じ顕性形質でも、遺伝子型としては別です。段階ごとに確認すれば、計算だけを直して原因を残すことを防げます。
具体例で使う
誤答「Aa×Aaの外側にAaとAaを書き、内側をAAAA、AAaa、AAaa、aaaaとした」を直します。最初の誤りは外側です。Aaの親がつくる生殖細胞はAまたはaで、一個の生殖細胞にAaは入りません。外側をA・aに直せば、内側はAA、Aa、Aa、aaになります。
別の誤答「Aaが二マスあるが同じなので一回だけ数え、比を1:1:1とした」は重複マスを消した点が最初の誤りです。各マスは別の受精の機会なので、1:2:1です。
誤答を直して次の学びへつなげる
表が合わないとき、答えだけを書き換えません。①親の型、②外側の一文字、③内側の二文字、④全マス数、⑤遺伝子型から表現型への対応、の順に戻ります。これにより、次の逆算問題でもどの条件が不足しているか分かります。
次は潜性形質の子が現れた事実から、顕性形質の親がaをもつかを逆算します。
自分で確かめよう
確認1:外側にAaと書かれていたら何を直す?
Aとaという一文字の生殖細胞へ分けます。確認2:同じAaが二マスなら何回数える?
二回数え、2/4とします。確認3:遺伝子型比と表現型比は同じ?
同じとは限りません。Aa×Aaでは1:2:1と3:1です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。