LESSON 01

植物の受粉・受精・発生

受粉の有無を比べる対照実験を読み取ろう

「植物の受粉・受精・発生」第2段階。除雄・袋かけ・人工授粉の対照実験を読みます。

受粉の有無を比べる対照実験を読み取ろう

このレッスンの役割

このレッスンは「植物の受粉・受精・発生」6レッスンの2番目です。全体経路を、受粉と結実の因果を確かめる実験へ使います。完成の目安は、おしべ除去・袋かけ・人工授粉の目的を説明し、一つの条件だけが異なる二群を比較できることです。

知る・理解する

受粉の効果を調べるには、つぼみのうちにおしべを取り除き、自分の花粉がつかないようにします。さらに袋をかけ、虫や風が運ぶ外部の花粉を防ぎます。一方の花だけに花粉をつけ、再び袋をかけます。この人工授粉群と無受粉群で、果実や種子ができた割合を比べます。

二群で違ってよい条件は「花粉をつけたか」だけです。花の種類、育てる場所、水、日数などをそろえることで、結果の差を受粉の有無と結びつけやすくなります。

人工授粉の対照実験同じ条件の花を二群に分け、両方でおしべ除去と袋かけを行い、一方だけ人工授粉して結果を比較する。共通:つぼみ・おしべ除去・袋かけ実験群人工授粉する対照群人工授粉しない果実・種子ができた割合を同じ日数後に比べる

具体例で使う

同じ花を20個ずつ使い、人工授粉群は18個、無受粉群は1個が果実になりました。人工授粉群だけで高い割合になったため、受粉が果実・種子の形成に必要だと支持されます。無受粉群の1個は、袋のすき間から花粉が入ったなどの可能性を調べます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「袋をかけると果実ができる」は、袋の目的を逆にしています。袋は余分な花粉を防ぐ操作です。また実験群だけ肥料を増やすと、受粉と肥料の二条件が変わり、原因を決められません。比べる条件は一つにします。

次は、花のどの部分が受精後に種子・果実へ変わるかを模型で結びます。

自分で確かめよう

確認1:おしべを除く目的は?その花自身の花粉が柱頭につくのを防ぐためです。
確認2:袋かけの目的は?虫や風による外部からの受粉を防ぐためです。
確認3:二群で変えてよい条件は?人工授粉をするかしないかだけです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。