受粉の有無を比べる対照実験を読み取ろう
このレッスンの役割
このレッスンは「植物の受粉・受精・発生」6レッスンの2番目です。全体経路を、受粉と結実の因果を確かめる実験へ使います。完成の目安は、おしべ除去・袋かけ・人工授粉の目的を説明し、一つの条件だけが異なる二群を比較できることです。
知る・理解する
受粉の効果を調べるには、つぼみのうちにおしべを取り除き、自分の花粉がつかないようにします。さらに袋をかけ、虫や風が運ぶ外部の花粉を防ぎます。一方の花だけに花粉をつけ、再び袋をかけます。この人工授粉群と無受粉群で、果実や種子ができた割合を比べます。
二群で違ってよい条件は「花粉をつけたか」だけです。花の種類、育てる場所、水、日数などをそろえることで、結果の差を受粉の有無と結びつけやすくなります。
具体例で使う
同じ花を20個ずつ使い、人工授粉群は18個、無受粉群は1個が果実になりました。人工授粉群だけで高い割合になったため、受粉が果実・種子の形成に必要だと支持されます。無受粉群の1個は、袋のすき間から花粉が入ったなどの可能性を調べます。
誤答を直して次の学びへつなげる
「袋をかけると果実ができる」は、袋の目的を逆にしています。袋は余分な花粉を防ぐ操作です。また実験群だけ肥料を増やすと、受粉と肥料の二条件が変わり、原因を決められません。比べる条件は一つにします。
次は、花のどの部分が受精後に種子・果実へ変わるかを模型で結びます。
自分で確かめよう
確認1:おしべを除く目的は?
その花自身の花粉が柱頭につくのを防ぐためです。確認2:袋かけの目的は?
虫や風による外部からの受粉を防ぐためです。確認3:二群で変えてよい条件は?
人工授粉をするかしないかだけです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。