生殖細胞から受精卵へ変わる境目を捉えよう
このレッスンの役割
このレッスンは「受精と受精卵」6レッスンの1番目です。前のセクションで追った二つの生殖細胞が、いつ一つの新しい細胞になるかを明確にします。完成の目安は、卵・受精・受精卵・発生を時間順に区別できることです。
知る・理解する
動物では、精子の核と卵の核が合体することを受精といいます。合体によってできた一つの細胞が受精卵です。被子植物でも、精細胞の核と卵細胞の核が合体し、受精卵ができます。
卵や卵細胞は合体前の生殖細胞、受精卵は合体後の新しい個体の始まりです。受精は「過程」、受精卵はその結果できる「細胞」です。その後、受精卵が体細胞分裂を重ねて体をつくる過程が発生です。
具体例で使う
連続写真Aでは卵内に精子の核と卵の核が別々に見え、Bでは二つの核が近づき、Cでは一つの核としてまとまり、Dでは細胞が二つに分かれています。受精成立の境目はBからC、Dは受精後の最初の体細胞分裂です。
誤答を直して次の学びへつなげる
「卵が大きいから、卵だけで新個体の始まり」とは限りません。有性生殖では、核の合体後に受精卵となります。また受精した瞬間に体の各部分が完成するのではなく、その後の発生が必要です。
次は、動物と被子植物で、生殖細胞が受精へ到達する道の共通点と違いを比べます。
自分で確かめよう
確認1:受精とは何?
雄性と雌性の生殖細胞の核が合体する過程です。確認2:受精卵とは何?
受精によってできた、新しい個体の始まりとなる一つの細胞です。確認3:受精後、体をつくる過程は?
受精卵が体細胞分裂を重ねて体をつくる発生です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。