分裂・出芽・栄養生殖を起点で比べよう
このレッスンの役割
このレッスンは「無性生殖」6レッスンの2番目です。無性生殖の定義を受け取り、新しい個体が何を起点に生じるかで代表的な三種類を整理します。完成の目安は、名前を暗記するだけでなく、生活史の図から種類を判定できることです。
知る・理解する
分裂では、一つの個体がほぼ同じ大きさの二つ以上の個体へ分かれます。単細胞生物のアメーバなどが例です。出芽では、親の体に小さな突起ができ、それが成長して新個体になります。酵母やヒドラが代表例です。
栄養生殖では、植物の根・茎・葉など、生殖器官ではない体の一部から新しい個体が生じます。ジャガイモのいもは地下茎で、目から芽が出ます。種子から育つ場合とは起点が違います。
具体例で使う
親とほぼ同じ大きさの二個体へ同時に分かれたなら分裂です。親に小さなふくらみが生じ、親を残したまま大きくなったなら出芽です。葉のふちから芽と根が出て別株になったなら栄養生殖です。
誤答を直して次の学びへつなげる
無性生殖をすべて「分裂」と呼ぶと、新個体の起点の違いを失います。またジャガイモのいもは種子ではありません。いもの目を含む茎の一部から育つため栄養生殖です。
次は、三つの増え方に共通して体細胞分裂がどう働き、親子の遺伝情報が似るのかをつなぎます。
自分で確かめよう
確認1:親に小さな突起ができる増え方は?
出芽です。確認2:ジャガイモのいもから育つ増え方は?
地下茎の一部を起点とする栄養生殖です。確認3:分裂と出芽を見分ける手掛かりは?
個体全体が分かれるか、親の一部に小さな突起が生じるかです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。