LESSON 01

有性生殖と生殖細胞

二つの生殖細胞がつくる次世代を見通そう

「有性生殖と生殖細胞」第1段階。親の見た目ではなく、生殖細胞の合体から有性生殖を判定します。

二つの生殖細胞がつくる次世代を見通そう

このレッスンの役割

このレッスンは「有性生殖と生殖細胞」6レッスンの1番目です。前のセクションで身につけた無性生殖の判断軸を使い、有性生殖との違いを一つに絞ります。完成の目安は、見た目や親の数ではなく、生殖細胞の合体の有無から有性生殖を説明できることです。

知る・理解する

有性生殖は、雄性の生殖細胞と雌性の生殖細胞が合体し、新しい個体の始まりをつくる増え方です。動物では精子と卵、被子植物では精細胞と卵細胞が代表です。二つの生殖細胞が合体することを受精といいます。

無性生殖では、生殖細胞の合体を使わず、親の細胞や体の一部から新個体が生じました。有性生殖を決める中心条件は、行動や親の見た目ではなく、二つの生殖細胞の遺伝情報が一つに合わさることです。

無性生殖と有性生殖の中心的な違い無性生殖は親の細胞から新個体へ進み、有性生殖は雄性と雌性の生殖細胞が合体して次世代の始まりをつくる。無性生殖生殖細胞の合体なし有性生殖二つの生殖細胞が合体

具体例で使う

ある生物では、一個体が精子と卵の両方をつくります。この場合、親が一個体に見えても、精子と卵が合体して新個体が生じるなら有性生殖です。逆に、二個体を近くに置いても生殖細胞が合体せず、体の一部から増えたなら無性生殖です。

誤答を直して次の学びへつなげる

「親が二個体なら有性生殖」「一個体なら無性生殖」という判断は不十分です。雌雄同体の生物もおり、観察される親の数と細胞の合体は別だからです。生活史では、どの細胞同士が合体したかを探します。

次は、動物と植物の生殖細胞を比べ、生殖細胞そのものと、それを運ぶ構造を区別します。

自分で確かめよう

確認1:有性生殖を決める中心条件は?雄性と雌性の生殖細胞が合体して、新個体の始まりをつくることです。
確認2:親が一個体なら必ず無性生殖?いいえ。一個体が二種類の生殖細胞をつくり、それらが合体すれば有性生殖です。
確認3:無性生殖との違いを一文で言うと?無性生殖は生殖細胞の合体を使わず、有性生殖は二つの生殖細胞の合体を使います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。