一つの細胞が二つになる全体像をつかもう
このレッスンの役割
このレッスンは「体細胞分裂の順序」6レッスンの1番目です。前のセクションで見つけた異なる細胞像を、一つの細胞が時間とともに変化した姿としてつなぎます。完成の目安は、核・染色体・細胞質の三つを区別して、分裂の全体像を説明できることです。
知る・理解する
体細胞分裂では、いきなり一つの細胞が二つに割れるわけではありません。分裂前に遺伝情報を複製し、染色体が見えやすい姿になり、細胞の中央付近に並び、二つの側へ分かれます。その後、それぞれの周りに核ができ、最後に細胞質が分かれて二つの細胞になります。
核が分かれる変化と、細胞質が分かれる変化は別です。植物細胞では、二つの核の間に仕切りとなる細胞板ができ、やがて細胞壁の一部になります。
具体例で使う
ある像では染色体が中央に並び、別の像では同じような染色体が左右へ離れています。時間順では「中央に並ぶ→左右へ分かれる」です。左右に分かれた後で新しい核ができるため、核が二つ見える像はさらに後です。
順序を決めるときは、図の番号や左右の向きではなく、染色体の位置、核の有無、細胞板の有無を手掛かりにします。
誤答を直して次の学びへつなげる
「細胞分裂=細胞質が割れる瞬間だけ」ではありません。遺伝情報の準備、核の分裂、細胞質の分裂まで含む一連の過程です。また、染色体が見えない時期を何も起きていない時間としないようにします。
次は、二つの細胞が同じような遺伝情報を受け取るために、分裂前の複製が必要な理由を考えます。
自分で確かめよう
確認1:染色体が二群へ分かれた後に起こることは?
それぞれの周りに核ができ、続いて細胞質が分かれます。確認2:植物細胞で二つの細胞を仕切るものは?
二つの核の間にできる細胞板です。確認3:順序を決める三つの手掛かりは?
染色体の位置、核の有無、細胞板の有無です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。