無性生殖と有性生殖を親・細胞・多様性で比べよう
このレッスンの役割
このレッスンは6レッスンの3番目です。前回の生命の連続性を、無性生殖と有性生殖という二つの方法へ分けます。ここでは個別の種類を暗記する前に、親の数、生殖細胞の合体、遺伝情報の組合せという三つの観点で大枠を比較します。
知る・理解する
無性生殖は、精子と卵などの生殖細胞の合体を使わず、一つの親をもとに新しい個体ができる生殖です。親の遺伝情報が基本的に同じ形で受け継がれるため、子どうしや親子の形質が似やすくなります。
有性生殖は、生殖細胞が関わり、受精によって新しい個体の始まりができます。両親由来の遺伝情報が新しく組み合わされるため、子には親やきょうだいと異なる形質の組合せが現れやすくなります。
具体例で使う
ジャガイモのいもから新しい個体ができる栄養生殖は無性生殖です。生殖細胞の合体を使わず、親の体の一部の細胞から増えます。
動物で精子と卵が受精して子ができる場合は有性生殖です。親から一方的に写すのではなく、両方に由来する情報が組み合わされます。
誤答を直して次の学びへつなげる
無性生殖は「細胞を使わない生殖」ではありません。むしろ親の細胞が分裂して新個体をつくります。また有性生殖を「必ず親個体が二匹並ぶこと」と定義せず、生殖細胞の関わりと受精で判断します。
次は個体数・細胞数・形質のデータから、どの過程を表すか選ぶ練習をします。
自分で確かめよう
確認1:無性生殖で使わないものは?
精子と卵などの生殖細胞の合体です。確認2:有性生殖で子の組合せが多様になりやすい理由は?
両親由来の遺伝情報が新しく組み合わされるからです。確認3:ジャガイモのいもから増えるのは?
生殖細胞の合体を使わない無性生殖です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。