花粉から種子と果実へ進む全体経路をつかもう
このレッスンの役割
このレッスンは「植物の受粉・受精・発生」6レッスンの1番目です。動物の発生で学んだ受精卵と胚を、花のつくりへつなぎます。完成の目安は、受粉から種子・果実までを順に並べ、胚珠と子房がそれぞれ何になるか説明できることです。
知る・理解する
花粉がめしべの柱頭につくことが受粉です。花粉から花粉管が伸び、その中を精細胞が胚珠へ移動します。胚珠の中で精細胞の核と卵細胞の核が合体する出来事が受精です。できた受精卵は体細胞分裂をくり返し、胚へ発生します。
受精後、胚珠全体は種子に、子房は果実になります。種子の中の胚が将来の植物体のもとです。受粉は入口、受精は核の合体、発生は受精卵から胚ができる過程として区別します。
具体例で使う
アブラナの花で花粉が柱頭についた後、花粉管が胚珠まで伸びた写真があるとします。これは受粉後・受精前です。さらに核の合体が見えれば受精、受精卵が分裂していれば発生です。時間がたつと胚珠は種子、胚珠を包んでいた子房は果実になります。
誤答を直して次の学びへつなげる
「花粉がついた瞬間に受精した」は、入口と核の合体を混同しています。「胚珠が果実になる」も対応が逆です。経路を覚えるときは、場所の内外を意識し、内側の胚珠→種子、外側の子房→果実と整理します。
次は袋かけと人工授粉の実験から、受粉が結実に必要かを確かめます。
自分で確かめよう
確認1:受粉とは?
花粉がめしべの柱頭につくことです。確認2:精細胞はどうやって胚珠へ届く?
花粉から伸びた花粉管の中を移動します。確認3:胚珠と子房は何になる?
胚珠は種子に、子房は果実になります。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。