LESSON 01

有性生殖と生殖細胞

遺伝情報の組合せが変わる資料を読み取ろう

「有性生殖と生殖細胞」第4段階。二つの生殖細胞由来の遺伝情報を組合せとして読みます。

遺伝情報の組合せが変わる資料を読み取ろう

このレッスンの役割

このレッスンは「有性生殖と生殖細胞」6レッスンの4番目です。生殖細胞が半数の染色体をもつ仕組みを、子ごとに異なる遺伝情報の組合せへつなぎます。完成の目安は、子を親の単純な平均とせず、二つの生殖細胞から受け取った組合せとして読めることです。

知る・理解する

一個体がつくる生殖細胞は、受け持つ遺伝情報の組合せがすべて同じとは限りません。どの精子とどの卵が合体するかによって、受精卵が受け取る組合せが変わります。そのため、同じ親から生まれた子同士でも形質に違いが生じます。

ここでは顕性・潜性の計算へ進まず、「雄性由来の一つと雌性由来の一つを組み合わせる」という読み方に集中します。

生殖細胞の組合せで子の情報が変わる雄性側のAまたはaと雌性側のBまたはbが合体し、AB、Ab、aB、abという異なる組合せができる例。雄性側の生殖細胞Aa雌性側の生殖細胞BbABAbaBab

具体例で使う

雄性側にXをもつ生殖細胞とxをもつ生殖細胞、雌性側にYとyがあるとします。可能な組合せはXY、Xy、xY、xyです。子が親の「中間」になると決めるのではなく、実際にどの組合せを受け取ったかを資料から追います。

誤答を直して次の学びへつなげる

同じ親から生まれた子は全員同じ組合せになるとは限りません。受精に参加した生殖細胞が異なるためです。また組合せが違うことと、すべての見た目が必ず違うことは同じではありません。形質の現れ方には後で学ぶ規則も関係します。

次は、親の個体数・生殖細胞・受精卵を混同した誤りを直し、判断軸を安定させます。

自分で確かめよう

確認1:同じ親から生まれた子の組合せが違う理由は?合体した雄性・雌性の生殖細胞が子ごとに異なることがあるためです。
確認2:雄側P・p、雌側Q・qなら可能な組合せは?PQ、Pq、pQ、pqです。
確認3:組合せが違えば見た目も必ず全部違う?限りません。形質の現れ方には遺伝の規則や環境も関係します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。