未知の受精資料で細胞・核・個体の段階を復元しよう
このレッスンの役割
このレッスンは「受精と受精卵」6レッスンの6番目です。受精の境界、動物と植物の経路、情報の統合、割合、誤解修正を統合します。完成の目安は、未知の連続図を細胞数・核数・染色体数から並べ、受精と発生開始の証拠を区別できることです。
知る・理解する
初見資料では三つの数を順に見ます。第一に、囲まれた細胞はいくつか。第二に、その中の核はいくつか。第三に、核に含まれる染色体数はいくつかです。
一つの卵の中に二つの核があれば、合体前または途中の可能性があります。一細胞・一核で染色体数が体細胞と同じなら、受精後の受精卵の可能性があります。二細胞以上になれば、受精後の体細胞分裂が始まっています。
具体例で使う
体細胞12本の生物で、像Aは一細胞内に6本ずつの二核、像Bは一細胞一核で12本、像Cは二細胞で各核12本でした。順序はA→B→Cです。AからBで核が合体して受精が成立し、BからCで最初の体細胞分裂が起きました。
誤答を直して次の学びへつなげる
核が二つ見えるから二細胞とは限りません。細胞膜などの境界を確認します。また二細胞像を受精の直接証拠とせず、その前に一つの受精卵ができた段階を置きます。図の向きではなく、数の変化から順序を決めます。
ここまでで受精と発生開始の境界が完成しました。次の「動物の発生」では、受精卵が分裂を重ね、胚の形と体のつくりを変えていく過程を追います。
自分で確かめよう
確認1:一細胞内に半数ずつの二核がある段階は?
核がまだ合体していない、受精直前または受精途中の段階です。確認2:一細胞一核で体細胞と同じ染色体数なら?
核の合体後の受精卵と考えられます。確認3:二細胞像が示すことは?
受精卵が最初の体細胞分裂を行い、発生が始まったことです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。