1対1の生殖細胞から1対2対1・3対1を導こう
このレッスンの役割
このレッスンは「分離の法則と比」6レッスンの3番目です。コイン実験で確かめたA:a=1:1を、Aa×Aaの子の比へつなぎます。完成の目安は、分離→受精→遺伝子型→表現型の順をたどり、遺伝子型比1:2:1と表現型比3:1を暗記せず導けることです。
知る・理解する
Aaの父がつくる生殖細胞はAとaが同じ確率、Aaの母もAとaが同じ確率です。受精の組み合わせはA×A、A×a、a×A、a×aの四通りで、それぞれ同じ確率1/4です。子の遺伝子型はAA、Aa、Aa、aaとなります。
したがって遺伝子型比はAA:Aa:aa=1:2:1です。Aが顕性ならAAとAaを同じ顕性形質へまとめ、表現型比は顕性:潜性=3:1です。この比はAa×Aaという条件から出ます。どの交配でも3:1になるわけではありません。
具体例で使う
Aa×aaなら、Aa親はAとaを1/2ずつ、aa親はaだけをつくります。子はAaとaaが1/2ずつなので、遺伝子型比はAa:aa=1:1、表現型比も顕性:潜性=1:1です。この例からも「遺伝は常に3:1」ではなく、親の遺伝子型によって比が変わると分かります。
誤答を直して次の学びへつなげる
「1:2:1が表現型比」は、Aaを別の形質として数えています。AaはAAと同じ顕性形質なので3:1です。「交配問題を見たら3:1」とした誤答は、親の遺伝子型を確認していません。必ず生殖細胞を取り出してから比を導きます。
次は理論比を個体数へ変換し、実測値が少しずれる理由を読みます。
自分で確かめよう
確認1:Aa×Aaの遺伝子型比は?
AA:Aa:aa=1:2:1です。確認2:Aが顕性なら表現型比は?
顕性:潜性=3:1です。確認3:Aa×aaの表現型比は?
顕性:潜性=1:1です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。