LESSON 01

分離の法則と比

1対1の生殖細胞から1対2対1・3対1を導こう

「分離の法則と比」第3段階。1対1の生殖細胞から1対2対1・3対1を導きます。

1対1の生殖細胞から1対2対1・3対1を導こう

このレッスンの役割

このレッスンは「分離の法則と比」6レッスンの3番目です。コイン実験で確かめたA:a=1:1を、Aa×Aaの子の比へつなぎます。完成の目安は、分離→受精→遺伝子型→表現型の順をたどり、遺伝子型比1:2:1と表現型比3:1を暗記せず導けることです。

知る・理解する

Aaの父がつくる生殖細胞はAとaが同じ確率、Aaの母もAとaが同じ確率です。受精の組み合わせはA×A、A×a、a×A、a×aの四通りで、それぞれ同じ確率1/4です。子の遺伝子型はAA、Aa、Aa、aaとなります。

したがって遺伝子型比はAA:Aa:aa=1:2:1です。Aが顕性ならAAとAaを同じ顕性形質へまとめ、表現型比は顕性:潜性=3:1です。この比はAa×Aaという条件から出ます。どの交配でも3:1になるわけではありません。

1対1の分離から二つの比を導く父母がAとaを1対1でつくり、交配表でAA、Aa、Aa、aaとなり、遺伝子型比1対2対1、表現型比3対1へまとまる。分離父 A:a=1:1母 A:a=1:1受精AAAaAaaa遺伝子型比1:2:1表現型比3:1交配条件→分離→受精→比の順で導く

具体例で使う

Aa×aaなら、Aa親はAとaを1/2ずつ、aa親はaだけをつくります。子はAaとaaが1/2ずつなので、遺伝子型比はAa:aa=1:1、表現型比も顕性:潜性=1:1です。この例からも「遺伝は常に3:1」ではなく、親の遺伝子型によって比が変わると分かります。

誤答を直して次の学びへつなげる

「1:2:1が表現型比」は、Aaを別の形質として数えています。AaはAAと同じ顕性形質なので3:1です。「交配問題を見たら3:1」とした誤答は、親の遺伝子型を確認していません。必ず生殖細胞を取り出してから比を導きます。

次は理論比を個体数へ変換し、実測値が少しずれる理由を読みます。

自分で確かめよう

確認1:Aa×Aaの遺伝子型比は?AA:Aa:aa=1:2:1です。
確認2:Aが顕性なら表現型比は?顕性:潜性=3:1です。
確認3:Aa×aaの表現型比は?顕性:潜性=1:1です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。