LESSON 01

種子植物と胞子でふえる植物

未知の植物を増え方と体のつくりから分類しよう

初見資料から種子・胞子、根・茎・葉、維管束を順に読み、植物群と根拠を説明します。

未知の植物を増え方と体のつくりから分類しよう

このセクションの最後は、名前を知らない植物の写真・断面図・観察記録を組み合わせて分類します。答えだけでなく、どの特徴をどの順で使ったか、不足資料は何かまで説明できれば完成です。

まず知る:このレッスンの役割と目標

初見資料では、最初に増え方、次に体のつくりを見ます。一段目で種子植物か胞子でふえる植物かを分け、胞子でふえるなら二段目でシダ植物かコケ植物かを分けます。

順番 確認する特徴 判定
1 種子を作る証拠があるか あれば種子植物
2 胞子のうと胞子があるか あれば胞子でふえる植物
3 根・茎・葉と維管束があるか あればシダ植物
4 維管束がなく仮根があるか コケ植物と考える

未知植物を増え方と体のつくりで分類する検索図種子を作るかで種子植物を分け、作らない場合は胞子を確認し、さらに維管束と根茎葉の有無でシダ植物とコケ植物を分ける未知の植物種子を作る種子を作らない種子植物胞子でふえる維管束・根茎葉は?あるないシダ植物コケ植物

理解する:具体例で初見資料の読み順をつかむ

植物Yには花も種子もなく、葉の裏に胞子のうがあり、根・茎・葉と維管束があります。まず胞子でふえると判断し、次に維管束と根・茎・葉があるのでシダ植物と考えます。

記述は「葉裏に胞子のうがあるため胞子でふえる植物であり、根・茎・葉の区別と維管束があるためシダ植物と考えられる」と、二段階の根拠を書きます。

理解チェック1:植物Yをシダ植物とする二つの根拠は?胞子でふえることと、根・茎・葉の区別および維管束があることです。

使う:生活場所だけで決める間違いを直す

湿った場所という情報は、候補を考える助けにはなっても決定的な分類基準ではありません。種子植物・シダ植物・コケ植物のいずれも湿地に生える例があります。増え方と体のつくりへ戻ります。

理解チェック2:「湿った岩に生えるのでコケ植物」という説明に足りないものは?胞子でふえる証拠、維管束がないこと、本当の根・茎・葉の区別がないことなどの体の特徴です。

転用する:自分で確かめ、次の学びへつなげる

資料に種子があるが、花びらが見えない場合でも種子植物までは確定できます。ただし、被子植物か裸子植物かを分けるには胚珠が子房に包まれるかを追加で調べます。これが次セクションの中心です。

理解チェック3:種子植物と分かった後、次に被子植物と裸子植物を分けるため何を見る?胚珠が子房の中に包まれているか、むき出しになっているかを確認します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。