LESSON 01

分類表・系統的な図を読む

分岐点から共通する祖先と特徴を読もう

系統的な図の分岐点をたどり、共通祖先と共有する特徴を説明します。

分岐点から共通する祖先と特徴を読もう

このレッスンの役割

ここは6レッスンの3番目です。前のレッスンでは、分類表から共通する特徴の組合せを見つけました。ここでは、その関係を枝分かれで表す「系統的な図」の読み方を身につけます。

今日のゴールは、枝の先ではなく分岐点へ戻り、二つの生物の共通祖先と、どの特徴を共有するかを説明することです。

知る・理解する

系統的な図では、枝の先が比べる生物、枝が分かれる点が共通祖先を表します。二種の関係を調べるときは、それぞれの枝を根元へたどり、最初に合流する分岐点を探します。

メダカ・カエル・カメ・ハトの系統的な図根元から背骨、四本のあし、乾燥しにくい卵、羽毛の順に特徴が加わり、各位置から四種が分岐する図メダカカエルカメハト背骨4本のあし乾燥しにくい卵羽毛分岐点=共通祖先を表す位置

カメとハトの枝は「乾燥しにくい卵」の後の分岐点で合流します。したがって両者は、背骨・4本のあし・乾燥しにくい卵をもつ共通祖先から分かれたと読みます。羽毛はハトへ向かう枝だけに加わる特徴です。

カエルとハトは、4本のあしが加わった後の、より根元側の分岐点で合流します。分岐点が互いの枝先に近い二種ほど、より近い共通祖先をもつと読めます。

例題で使う・転用する

問「ハトに最も近いのは、メダカ・カエル・カメのどれか。」

ハトの枝を根元へたどると、最初にカメの枝と合流します。答えはカメです。見た目や飛べるかどうかではなく、合流する分岐点の位置が根拠です。

枝の上下を入れ替えても、分岐点のつながりが同じなら関係は変わりません。紙を分岐点で回転させたようなものです。図の形ではなく、どの枝がどの分岐点でつながるかを読みます。

よくある間違いを直す

枝の上にある生物ほど「進化している」わけではありません。図の上下は見やすく配置しただけで、優劣や進歩の段階を表しません。

横に近く描かれた二種が近縁とも限りません。枝の長さに年代や変化量の目盛りが明示されていない図では、横の距離ではなく分岐点を比べます。

理解チェックと次の一歩

確認1:二種の近さは図のどこを見る?二種の枝を根元へたどり、最初に合流する分岐点を見ます。
確認2:カメとハトが共有する特徴は?図では、背骨・4本のあし・陸上で乾燥しにくい卵を共有します。
確認3:枝の上下を入れ替えると関係は変わる?分岐点のつながりが同じなら変わりません。上下は優劣も表しません。

分岐点から共通祖先と共有特徴を読めました。次は、分類表から図をつくり、図から表を戻す往復に進みます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。