LESSON 01

ルーペと顕微鏡の使い方

見えない・暗い・ずれたときの誤操作を直そう

顕微鏡の症状から、光・標本位置・低倍率・ピント・汚れの戻り先を診断します。

見えない・暗い・ずれたときの誤操作を直そう

顕微鏡で困ったとき、すべてのねじを回すと原因が分からなくなります。このレッスンでは、症状から光・標本位置・倍率・ピント・汚れのどこへ戻るかを診断します。

まず知る:症状と戻り先を対応させる目標

一度に直すのは一項目です。低倍率へ戻し、視野が明るいか、標本が中央か、ピントが近いかの順で切り分けます。

症状 最初に確かめること 直す操作
視野全体が暗い 照明・反射鏡・しぼり 光を視野中央へ入れる
何も見えない 標本位置と低倍率 中央へ戻して探す
ぼやける ピントと標本の厚さ 低倍率で合わせ直す
黒い点が動かない レンズの汚れ 先生に伝えレンズ紙で清掃
高倍率で消えた 低倍率時の位置 低倍率へ戻し中央へ置く

顕微鏡の症状別診断暗い、見えない、ぼやける、高倍率で消える症状を、光、中央、低倍率、ピントの確認へ対応させる見えない暗い・ぼやける低倍率へ戻る1 光は入るか2 標本は中央か3 ピントは合うか原因を一つ直す再び観察

理解する:具体例で消えた像を戻す

100倍では見えた細胞が400倍で消えたなら、細胞がなくなったのではありません。高倍率で視野が狭くなり、対象が中央から外れた可能性が高いです。100倍へ戻し、対象を中央へ置き、再び400倍にします。

黒い点がプレパラートを動かしても同じ場所に残るなら、標本ではなくレンズ側の汚れかもしれません。普通のティッシュでこすると傷が付くため、先生の指示でレンズ紙を使います。

使う:力ずくで直す間違いを止める

ねじが重い、対物レンズがプレパラートへ当たりそう、レボルバーが止まらない場合は無理に動かしません。操作を止め、低倍率へ戻して先生へ知らせます。器具を守ることは標本と目を守ることにもつながります。

理解チェック1:高倍率へしたら対象が消えた。最初に何をする?低倍率へ戻し、対象を視野の中央へ置き直します。
理解チェック2:視野全体が暗いとき最初に見る場所は?照明、反射鏡、しぼりなど、光が視野へ正しく入っているかを確認します。

転用する:確かめをまとめ、初見標本へつなぐ

症状を一語で決め、「光→中央→低倍率→ピント→汚れ」の順に一項目ずつ確認します。次は初見の標本に対して、器具選択から倍率変更、記録までを自分で組み立てます。

理解チェック3:レンズの汚れを衣服で拭いてよい?いけません。先生へ伝え、専用のレンズ紙を使います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。