未知の節足動物を体のつくりから分類しよう
このレッスンの役割
ここは6レッスンの最後です。節足動物の共通特徴、外骨格と脱皮、体の区分、四群の比較、破損標本の直し方を統合します。
今日のゴールは、未知標本が節足動物かを三つの共通特徴で判断し、その後に体の区分・あし・触角から内部の仲間を根拠付きで分類することです。
知る・理解する
分類は二段階で行います。
- 外骨格、体節、関節のある付属肢がそろうかを確認する。
- 体の区分、あしの対数と付く位置、触角を比べる。
第一段階を飛ばして「あし六本だから昆虫」とすると、あしのように見える別構造や壊れた標本に弱くなります。まず節足動物である根拠を作り、その後で細分類します。
例題で使う・転用する
未知標本Aは、外骨格、腹部の体節、関節肢をもちます。体は頭・胸・腹、胸部に三対のあし、触角一対です。節足動物の昆虫類と分類します。
未知標本Bは、外骨格と関節肢をもち、頭胸部と腹部、四対のあし、触角なしです。クモ類です。
未知標本Cは、かたい殻がありますが、関節肢と体節の資料がありません。殻だけでは節足動物か決められません。あしの拡大図と体表の区切りを追加で求めます。
よくある間違いを直す
名前や生活場所を先に当てると、証拠を後付けしやすくなります。「共通特徴で大分類 → 比較特徴で細分類」の順を守り、最後に種名候補を考えます。
理解チェックと次の一歩
確認1:未知標本を節足動物とする三つの証拠は?
外骨格、節に分かれた体、関節のある付属肢です。確認2:標本Bをクモ類とする根拠は?
頭胸部と腹部に分かれ、頭胸部に四対のあしがあり、触角がないことです。確認3:殻しか見えない標本で何を追加観察する?
関節のあるあしや付属肢、体節、外骨格の区切りがあるかを確認します。これで未知の節足動物を二段階で分類できました。次の「軟体動物とその他の無脊椎動物」では、関節肢をもたないやわらかな体と外とう膜を新しい基準にします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。