受粉後に胚珠が種子へ、子房が果実へ変わる流れを追おう
前のレッスンでは、やくから柱頭へ花粉が移り、花粉管が胚珠へ向かう位置関係を学びました。今回は受粉前と受精後を対応させ、何が種子になり、何が果実になるかを混同せず説明します。
まず知る:このレッスンの役割と目標
被子植物では、受粉後に受精が起こると、胚珠は種子へ、子房は果実へ成長します。短く覚えるだけでなく、子房が胚珠を包んでいた位置関係が、果実が種子を包む位置関係へ引き継がれると考えます。
| 受粉・受精前 | 受精後 | 対応の確かめ方 |
|---|---|---|
| 胚珠 | 種子 | 子房の内側にあった部分 |
| 子房 | 果実 | 胚珠を外側から包んでいた部分 |
| 受精卵 | 胚 | 種子の中で新しい個体になる |
理解する:具体例で変化の順番をつかむ
エンドウの花で花粉が柱頭につき、受精が起こると、子房がふくらんでさやになります。子房の中に並んでいた胚珠は、さやの中の豆、つまり種子になります。
記述では「受粉したからすぐ果実になった」と飛ばさず、「受粉後、受精が起こり、胚珠は種子に、子房は果実に成長した」と順番を示します。
理解チェック1:胚珠と子房はそれぞれ何になる?
胚珠は種子に、子房は果実になります。使う:胚珠と子房を逆にする間違いを直す
「子房が種子、胚珠が果実になる」という誤答は、内側と外側を逆にしています。受精前の断面で、内側の胚珠を指で追うと種子へ、外側の子房を追うと果実へつながります。
理解チェック2:さやの中の豆と、さや自体は花のどの部分からできる?
豆は胚珠からできた種子、さやは子房からできた果実です。転用する:自分で確かめ、次の学びへつなげる
トマトやピーマンでも、果実の中の種子の位置を見て、もとの胚珠と子房を逆向きにたどれます。次は子房をもたない裸子植物で、胚珠と種子がりん片上にあることをマツの雄花・雌花から確かめます。
理解チェック3:果実を切ると種子が内側にあるのは、受精前のどんな位置関係を反映する?
胚珠が子房の中に包まれていた位置関係を反映しています。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。