LESSON 01

未知の生物を分類しよう

未知の動物を背骨と体のつくりから分類しよう

背骨の有無を入口に、呼吸・体表・生殖・外骨格・外とう膜から未知の動物を分類します。

未知の動物を背骨と体のつくりから分類しよう

このレッスンの役割

ここは6レッスンの3番目です。前回は植物を増え方から分類しました。今回は動物の未知標本について、まず背骨の有無を確かめ、脊椎動物なら呼吸・体表・生殖・体温、無脊椎動物なら外骨格・関節肢・外とう膜などを使います。

今日のゴールは、水中にいる・飛ぶ・殻があるという一つの印象ではなく、複数の体の構造から仲間を説明することです。

知る・理解する

動物分類の最初の分かれ道は背骨の有無です。

未知の動物を背骨と体のつくりで分類する未知の動物を背骨ありとなしに分け、脊椎動物では呼吸・体表・生殖、無脊椎動物では外骨格と関節肢または外とう膜と筋肉質の足を調べる図未知の動物背骨あり背骨なし脊椎動物無脊椎動物呼吸・体表・生殖・体温魚・両生・は虫・鳥・哺乳類外骨格・関節肢外とう膜・筋肉質の足節足動物/軟体動物など

脊椎動物の五群は、同じ観点で比較します。たとえばクジラは水中で生活しますが、肺呼吸・毛・授乳・恒温という特徴から哺乳類です。

無脊椎動物では「背骨がない」だけで終わりません。外骨格・体節・関節のあるあしがそろえば節足動物、外とう膜と筋肉質の足が確認できれば軟体動物です。

例題で使う・転用する

標本Qは海中で泳ぎ、体はやわらかく、内臓を包む膜があります。口の周りの腕に関節はなく、外骨格もありません。

背骨はなく、外とう膜が確認できます。腕は節足動物の関節肢ではなく、筋肉質の足が変化したものです。したがって、標本Qは軟体動物の仲間と分類できます。

「泳ぐから魚類」「腕が多いから節足動物」という判断は、生活や外形だけを見ています。魚類なら背骨とえら、節足動物なら外骨格と関節肢という構造が必要です。

よくある間違いを直す

殻があればすべて軟体動物ではありません。カメは背骨をもち、甲殻類は外骨格と関節肢をもちます。殻の有無より、殻の内側やあしの構造を観察します。

動かない動物もいます。固着しているから植物と決めず、細胞や栄養のとり方、体の構造など、資料に示された分類特徴を確認します。

理解チェックと次の一歩

確認1:動物分類の最初に確かめる特徴は?体内に背骨があるかどうかです。
確認2:標本Qを軟体動物とする根拠は?背骨・外骨格・関節肢がなく、内臓を包む外とう膜と筋肉質の足が確認できるからです。
確認3:水中を泳ぐだけで魚類にできないのはなぜ?哺乳類・鳥類・は虫類・無脊椎動物にも泳ぐものがいるため、背骨・呼吸・体表・生殖を調べる必要があるからです。

未知の動物を体の構造から分類できました。次は植物と動物が混ざった資料でも、二択の検索表を一問ずつたどります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。