LESSON 01

動物を背骨の有無で分ける

背骨とは体のどこにあるどんなつくりか確かめよう

体内で椎骨が連なる背骨を、外骨格や殻と区別して動物分類の基準にします。

背骨とは体のどこにあるどんなつくりか確かめよう

このレッスンの役割

ここは「動物を背骨の有無で分ける」6レッスンの1番目です。植物で使った「見た目ではなく、分類基準に直接つながる特徴を観察する」方法を動物へ使い直します。

今日のゴールは、背骨を単なる「かたい部分」と考えず、体の内側で頭から尾の方向へ連なる骨として見つけることです。この基準で、動物を脊椎動物と無脊椎動物へ大きく分けます。

知る・理解する

背骨は、椎骨という小さな骨が体の前後方向に連なったつくりです。体を支え、筋肉が力を出す土台になり、内部には神経の通り道があります。背骨をもつ動物を脊椎動物、もたない動物を無脊椎動物といいます。

つくり 位置 背骨か
椎骨が連なる柱 体内の背側、頭から尾の方向 背骨
昆虫の外骨格 体の外側 背骨ではない
貝殻 体の外側 背骨ではない
カメの甲羅 骨格の一部で背骨ともつながる 甲羅だけでなく内部構造を確認

魚の体内の背骨と昆虫の外骨格の違い左の魚は体内の中心に椎骨が連なり、右の昆虫は体外を外骨格が覆う魚:体内に背骨昆虫:外側に外骨格かたいが、背骨ではない

大切なのは「骨のようにかたいか」ではなく、「体内に椎骨が連なった背骨があるか」です。カニの殻はかたくても外骨格なので、カニは無脊椎動物です。ヘビは足がなくても体内に長い背骨があるので脊椎動物です。

使う・転用する

資料Aには、体内の背側に小さな骨が連なり、頭の骨とつながる図があります。この連続した構造が背骨なので、Aは脊椎動物です。

資料Bは、体表がかたい殻で覆われ、体内には連続した椎骨がありません。殻を背骨と数えず、Bは無脊椎動物と判断します。

写真だけで内部が見えないときは断定しません。骨格図、X線図、体の断面など、背骨の有無を直接判断できる資料を求めます。生活場所、足の数、体の大きさは補助特徴であり、この大分類の決め手ではありません。

理解チェックと次の一歩

確認1:背骨とはどんなつくり?体内の背側で、椎骨という小さな骨が頭から尾の方向へ連なったつくりです。
確認2:かたい殻があれば脊椎動物?いいえ。昆虫やカニの外骨格、貝の殻はかたくても背骨ではありません。体内に連続した椎骨があるかを確認します。
確認3:ヘビに足がないのに脊椎動物なのはなぜ?分類基準は足の有無ではなく背骨の有無で、ヘビの体内には頭から尾へ長く連なる背骨があるからです。

今日は背骨の位置とつくりを定義しました。次は、外から見えない背骨を骨格図・X線図・断面図から見つける練習をします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。