背骨とは体のどこにあるどんなつくりか確かめよう
このレッスンの役割
ここは「動物を背骨の有無で分ける」6レッスンの1番目です。植物で使った「見た目ではなく、分類基準に直接つながる特徴を観察する」方法を動物へ使い直します。
今日のゴールは、背骨を単なる「かたい部分」と考えず、体の内側で頭から尾の方向へ連なる骨として見つけることです。この基準で、動物を脊椎動物と無脊椎動物へ大きく分けます。
知る・理解する
背骨は、椎骨という小さな骨が体の前後方向に連なったつくりです。体を支え、筋肉が力を出す土台になり、内部には神経の通り道があります。背骨をもつ動物を脊椎動物、もたない動物を無脊椎動物といいます。
| つくり | 位置 | 背骨か |
|---|---|---|
| 椎骨が連なる柱 | 体内の背側、頭から尾の方向 | 背骨 |
| 昆虫の外骨格 | 体の外側 | 背骨ではない |
| 貝殻 | 体の外側 | 背骨ではない |
| カメの甲羅 | 骨格の一部で背骨ともつながる | 甲羅だけでなく内部構造を確認 |
大切なのは「骨のようにかたいか」ではなく、「体内に椎骨が連なった背骨があるか」です。カニの殻はかたくても外骨格なので、カニは無脊椎動物です。ヘビは足がなくても体内に長い背骨があるので脊椎動物です。
使う・転用する
資料Aには、体内の背側に小さな骨が連なり、頭の骨とつながる図があります。この連続した構造が背骨なので、Aは脊椎動物です。
資料Bは、体表がかたい殻で覆われ、体内には連続した椎骨がありません。殻を背骨と数えず、Bは無脊椎動物と判断します。
写真だけで内部が見えないときは断定しません。骨格図、X線図、体の断面など、背骨の有無を直接判断できる資料を求めます。生活場所、足の数、体の大きさは補助特徴であり、この大分類の決め手ではありません。
理解チェックと次の一歩
確認1:背骨とはどんなつくり?
体内の背側で、椎骨という小さな骨が頭から尾の方向へ連なったつくりです。確認2:かたい殻があれば脊椎動物?
いいえ。昆虫やカニの外骨格、貝の殻はかたくても背骨ではありません。体内に連続した椎骨があるかを確認します。確認3:ヘビに足がないのに脊椎動物なのはなぜ?
分類基準は足の有無ではなく背骨の有無で、ヘビの体内には頭から尾へ長く連なる背骨があるからです。今日は背骨の位置とつくりを定義しました。次は、外から見えない背骨を骨格図・X線図・断面図から見つける練習をします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。