骨格図と体の中心線から背骨の有無を見分けよう
このレッスンの役割
ここは6レッスンの2番目です。前のレッスンで背骨を「体内に椎骨が連なるつくり」と定義しました。今回は写真だけでは見えにくい背骨を、骨格図・X線図・断面図から見つけます。
今日のゴールは、一本の棒のような骨を探すのではなく、小さな骨が体軸に沿って連続する証拠を読むことです。
知る・理解する
背骨は一個の長い骨ではありません。多数の椎骨が関節でつながるため、体を支えながら曲げることができます。骨格図では、頭の骨の後ろから体の背側へ続く列を探します。
| 資料 | 背骨を見つける手がかり | 注意 |
|---|---|---|
| 骨格図 | 頭骨から尾へ続く椎骨の列 | あばら骨と混同しない |
| X線図 | 体の中心付近に並ぶ節状の像 | 重なった骨に注意 |
| 横断面図 | 背側にある椎骨と神経の通り道 | 上下の向きを確認 |
| 外観写真 | 体軸や曲がり方を推測 | これだけでは確定しにくい |
体の中央にある骨をすべて背骨と呼ぶわけではありません。背骨は体の前後方向へ連続し、頭骨やあばら骨と関係します。断面が一枚しかない場合は、その骨が前後へ連なることを連続断面や別方向の図で確認します。
使う・転用する
資料Xでは、魚の頭骨から尾びれの手前まで節状の骨が並び、そこから上下へ細い骨が伸びています。節状の列が背骨で、Xは脊椎動物です。
資料Yでは、体の外側に節のある殻があり、内部に前後へ連なる椎骨の列はありません。足が多くよく動いても、背骨の証拠にはなりません。Yは無脊椎動物です。
外観だけの未知動物Zでは、背骨が見えません。「見えない」と「ない」は別です。分類答案は「この写真だけでは背骨の有無を確認できない。骨格図またはX線図が必要」とします。
理解チェックと次の一歩
確認1:背骨を一本の長い骨として探してはいけないのはなぜ?
背骨は多数の椎骨が関節で連なったつくりで、節状の列として見えるからです。確認2:X線図で背骨を探す順序は?
頭骨の位置と体の前後方向を確認し、頭骨の後ろから背側を尾へ続く節状の骨の列を追います。確認3:外観写真で骨が見えなければ無脊椎動物?
いいえ。脊椎動物の背骨も普通は外から見えません。骨格図・X線図・断面図などの追加資料で確認します。骨格資料から背骨を見つける技能ができました。次は、魚・ヘビ・クジラのように外見も生活場所も違う動物を、背骨という共通点でまとめます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。