LESSON 01

軟体動物とその他の無脊椎動物

貝・イカ・タコで筋肉質の足の変化を比べよう

巻貝・二枚貝・イカ・タコで、筋肉質の足の形と使い方の違いを比較します。

貝・イカ・タコで筋肉質の足の変化を比べよう

このレッスンの役割

ここは6レッスンの3番目です。外とう膜という共通構造に続き、今回は形が大きく変わる筋肉質の足を比較します。

今日のゴールは、巻貝・二枚貝・イカ・タコの違う運動器官を、共通する「筋肉質の足が変化したもの」として結び付けることです。

知る・理解する

足の形 主な使い方
カタツムリ 腹面に広がる平たい足 粘液の上をはう
アサリ くさび形の足 砂へもぐる
イカ・タコ 口の周りの腕などへ変化 獲物をとらえる、移動する

軟体動物の筋肉質の足の三つの形巻貝では平たい足、二枚貝ではくさび形の足、頭足類では口の周りの腕へ変化した足を並べる巻貝平たい足ではう二枚貝くさび形の足でもぐるイカ・タコ腕などへ変化

形が違うため、暗記では別物に見えます。しかし、どれも関節で区切られた外骨格のあしではなく、筋肉の収縮で形を変える構造です。外とう膜と組み合わせて見ると、共通の体制が分かります。

例題で使う・転用する

標本Aは殻の間からくさび形の部分を伸ばし、砂へ押し込んで体を引き寄せます。この部分が二枚貝の筋肉質の足です。

標本Bは口の周りに吸盤のある腕をもちます。関節で区切られた節足動物のあしではなく、軟体動物の足が変化した構造です。

よくある間違いを直す

「足は歩く脚の形をしているはず」と考えると、二枚貝には足がないように見えます。構造の名前ではなく、どこから続き、筋肉でどう動くかを観察します。

理解チェックと次の一歩

確認1:二枚貝の筋肉質の足は何に使う?くさび形の足を砂へ差し込み、体を引き寄せてもぐることなどに使います。
確認2:タコの腕を節足動物の関節肢としないのはなぜ?外骨格の節と関節で区切られず、軟体動物の筋肉質の足が変化した構造だからです。
確認3:形が違う足を同じ由来と考える手がかりは?外とう膜をもつ同じ体制の中で、筋肉質の運動器官として位置とつながりを比べます。

形の違いの中に共通構造を見つけました。次は軟体動物を節足動物・環形動物・刺胞動物・棘皮動物と同じ表で比較します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。