貝・イカ・タコで筋肉質の足の変化を比べよう
このレッスンの役割
ここは6レッスンの3番目です。外とう膜という共通構造に続き、今回は形が大きく変わる筋肉質の足を比較します。
今日のゴールは、巻貝・二枚貝・イカ・タコの違う運動器官を、共通する「筋肉質の足が変化したもの」として結び付けることです。
知る・理解する
| 例 | 足の形 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| カタツムリ | 腹面に広がる平たい足 | 粘液の上をはう |
| アサリ | くさび形の足 | 砂へもぐる |
| イカ・タコ | 口の周りの腕などへ変化 | 獲物をとらえる、移動する |
形が違うため、暗記では別物に見えます。しかし、どれも関節で区切られた外骨格のあしではなく、筋肉の収縮で形を変える構造です。外とう膜と組み合わせて見ると、共通の体制が分かります。
例題で使う・転用する
標本Aは殻の間からくさび形の部分を伸ばし、砂へ押し込んで体を引き寄せます。この部分が二枚貝の筋肉質の足です。
標本Bは口の周りに吸盤のある腕をもちます。関節で区切られた節足動物のあしではなく、軟体動物の足が変化した構造です。
よくある間違いを直す
「足は歩く脚の形をしているはず」と考えると、二枚貝には足がないように見えます。構造の名前ではなく、どこから続き、筋肉でどう動くかを観察します。
理解チェックと次の一歩
確認1:二枚貝の筋肉質の足は何に使う?
くさび形の足を砂へ差し込み、体を引き寄せてもぐることなどに使います。確認2:タコの腕を節足動物の関節肢としないのはなぜ?
外骨格の節と関節で区切られず、軟体動物の筋肉質の足が変化した構造だからです。確認3:形が違う足を同じ由来と考える手がかりは?
外とう膜をもつ同じ体制の中で、筋肉質の運動器官として位置とつながりを比べます。形の違いの中に共通構造を見つけました。次は軟体動物を節足動物・環形動物・刺胞動物・棘皮動物と同じ表で比較します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。