共通点でまとめ、相違点で分けよう
前のレッスンで、複数の生物を同じ観点で比べる特徴表を作りました。ここでは、その表から共通点を見つけて大きな群を作り、相違点を使って小さな群へ分けます。
まず知る:このレッスンの役割と目標
分類では「何となく似ている」ではなく、「どの特徴が共通するから同じ群か」を説明します。同じ群の中にも違いはあります。その違いを次の基準にすると、さらに細かく分けられます。
| 生物 | 背骨 | あし | 水中生活 |
|---|---|---|---|
| A | ある | ある | しない |
| B | ある | ない | する |
| C | ない | ある | しない |
| D | ない | ない | する |
まず背骨の有無でA・BとC・Dに分けられます。次に各群をあしの有無で分けられます。水中生活だけを最初の基準にすると、体の基本的なつくりが異なるBとDが同じ群になります。分類の目的に合う基準を選ぶ必要があります。
理解する:具体例でまとめ方と分け方をつかむ
「背骨があり、あしがある」を一度に使うと、どちらか一方だけ当てはまる生物をどこへ置くか曖昧になります。最初は背骨、次はあしのように、一段階につき一つの観点を使うと根拠を追えます。
分類は絶対に一通りとは限りません。目的が変われば、生息場所や食べ物で分けることもあります。ただし、同じ分類の途中で目的や基準を勝手に変えてはいけません。
理解チェック1:共通点だけで終わらず相違点も見るのはなぜ?
大きな群の中を、追加の特徴によってさらに詳しく分けるためです。使う:見た目だけで分ける間違いを直す
クジラと魚は流線形で水中を泳ぐため似て見えます。しかし、呼吸のしかたや子の増え方などを同じ観点で比べると相違点があります。「姿が似る」一項目だけで同じ仲間と決めず、複数の安定した特徴を使います。
理解チェック2:水中を泳ぐ生物はすべて同じ仲間?
違います。生活場所や体形が同じでも、呼吸・体温・増え方などの特徴が異なる場合があります。転用する:自分で確かめ、次の学びへつなげる
五種類の種子を「運ばれ方」で分類するなら、羽や綿毛、かぎ、果肉などを基準にします。「植物全体の仲間」を分類するなら、種子を作るか、花が咲くかなど別の基準が必要です。目的を述べ、最初の基準と次の基準を順に書けば、分類の根拠が伝わります。
理解チェック3:分類方法が複数あってもよいのはどんな場合?
目的が異なる場合です。ただし各分類では、目的に合う基準を一貫して使います。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。