分類に使える特徴を同じ観点で表にしよう
前のセクションでは、観察した形や数をスケッチに残しました。このセクションでは、その記録を使って生物を仲間分けします。最初の仕事は、すべての生物を同じ観点で比べられる特徴表を作ることです。
まず知る:このレッスンの役割と目標
分類とは、共通する特徴をもつものを同じ群にまとめることです。「かわいい」「変わった形」のような感想ではなく、他の人も確かめられる特徴を使います。
よい比較では、全対象に同じ質問をします。生物Aには「あしの有無」、生物Bには「色」、生物Cには「住む場所」を見ると、違う物差しなので仲間分けできません。
| 観点 | 記録の例 | 分類に使うときの注意 |
|---|---|---|
| 体のつくり | あしがある/ない | 本数や節も同じ方法で見る |
| 体の表面 | 毛・うろこ・殻がある | 泥や傷と区別する |
| 移動 | 泳ぐ・歩く・飛ぶ | 観察した場面を記す |
| 増え方 | 卵・種子・胞子など | 分からないときは不明とする |
理解する:具体例で特徴表の意味をつかむ
例えばA・B・Cを比べるとき、全対象について「あし」「殻」「水中生活」を確認します。「あしがない」は空欄ではなく、一つの観察結果です。ただし、見えなかっただけなら「ない」と決めず「確認できない」とします。
分類の目的によって選ぶ観点も変わります。移動方法を調べるなら体のつくりが重要で、生息環境を調べるなら水中・陸上なども必要です。まず「何を明らかにするための分類か」を一文にします。
理解チェック1:三つの生物を比べるとき、全対象に同じ観点が必要なのはなぜ?
違いが生物そのものによるのか、観察した項目の違いによるのかを区別するためです。使う:特徴表のよくある間違いを直す
次の記録を考えます。A「足が6本」、B「小さくてかわいい」、C「水辺にいた」。これでは同じ観点がありません。全対象について、あしの有無と本数、体表、生息場所を調べ直します。未観察の項目は推測せず「不明」と書きます。
表ができたら、縦に読んで同じ観点がそろっているか、横に読んで一つの生物の特徴が矛盾していないか確認します。
理解チェック2:「見えなかった」をすぐ「ない」と書いてよい?
よくありません。観察範囲や倍率が十分でなければ「確認できない」とし、再観察します。転用する:自分で確かめ、次の学びへつなげる
校庭で見つけた四種類の生物を分類するとします。先に名前を調べるのではなく、体の区切れ、あし、翅、体表、住む場所などを同じ順で記録します。特徴表があれば、次のレッスンで共通点を見つけ、相違点で群を分けられます。
理解チェック3:分類前に名前を知らなくても特徴表は作れる?
作れます。観察できる特徴を同じ物差しで記録することが、名前を確かめる手掛かりになります。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。