外骨格・体の節・関節のあるあしを見つけよう
このレッスンの役割
ここは「節足動物の体のつくり」6レッスンの1番目です。前のセクションで無脊椎動物だと分かった動物を、さらに体のつくりから分類します。
今日のゴールは、かたい殻やあしの多さだけで決めず、外骨格・体の節・関節のある付属肢という三つの共通特徴を標本から見つけることです。
知る・理解する
節足動物は、体の外側を外骨格がおおい、体がいくつもの節からでき、あしなどの付属肢にも関節があります。昆虫、クモ、エビ、カニ、ムカデなどは外形が違っても、この基本構造を共有します。
| 観察点 | 見える証拠 | 意味 |
|---|---|---|
| 外骨格 | 体表を区切っておおうかたい部分 | 体を支え、守る |
| 体の節 | 前後に繰り返す区切り | 体を曲げられる |
| 関節のある付属肢 | あしが複数箇所で曲がる | 動く向きを変えられる |
外骨格は背骨ではありません。背骨は体内に椎骨が連なる内骨格です。また、貝殻があるだけでは節足動物になりません。貝には節のあるあしがなく、体の基本構造が異なります。
例題で使う・転用する
標本Aは、体表がかたい板でおおわれ、腹部に繰り返す節があり、あしは複数の関節で曲がります。三つの特徴がそろうため節足動物です。
標本Bはかたい殻をもちますが、やわらかな足は節に分かれず、体にも繰り返す節がありません。殻だけを根拠にせず、節足動物とは判断しません。
写真が不鮮明なら、あしの付け根から先端までを拡大し、曲がる箇所と区切りを観察します。外骨格・体節・関節肢を別々の欄へ記録すると、印象に引っぱられません。
よくある間違いを直す
「あしが多いから節足動物」は不十分です。あしの本数ではなく、そのあしが節に分かれて関節で曲がるか、体表と体節も一致するかを確認します。
理解チェックと次の一歩
確認1:節足動物の三つの共通特徴は?
外骨格、節に分かれた体、関節のあるあしなどの付属肢です。確認2:貝殻がある動物を節足動物と即決できないのはなぜ?
かたい殻だけでは共通特徴が足りず、体節や関節のある付属肢を確認する必要があるからです。確認3:外骨格と背骨の違いは?
外骨格は体の外側をおおう構造、背骨は体内で椎骨が連なる構造です。三つの共通特徴から節足動物を見分けられました。次は外骨格が体を支える一方、成長のために脱皮が必要になる理由を考えます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。