節足動物・環形動物・刺胞動物・棘皮動物と比べよう
このレッスンの役割
ここは6レッスンの4番目です。軟体動物の共通構造を理解したので、他の代表的な無脊椎動物と同じ観点で比べます。
今日のゴールは、やわらかさや生活場所ではなく、外とう膜・外骨格・関節肢・体節・放射状の体など、体の基本構造から仲間を分けることです。
知る・理解する
| 仲間 | 代表例 | 体の特徴 |
|---|---|---|
| 軟体動物 | 貝、イカ、タコ | 外とう膜、筋肉質の足 |
| 節足動物 | 昆虫、クモ、エビ | 外骨格、体節、関節肢 |
| 環形動物 | ミミズ、ゴカイ | 細長い体に似た節が繰り返すが関節肢はない |
| 刺胞動物 | クラゲ、イソギンチャク | 口の周りに触手、放射状の体 |
| 棘皮動物 | ヒトデ、ウニ | 成体は放射状、石灰質の骨片をもつ |
「体に節がある」だけでは節足動物と決められません。ミミズにも繰り返す体節があります。外骨格と関節肢があるかを追加して分けます。同じように、触手だけでは軟体動物か刺胞動物か決まりません。
例題で使う・転用する
標本Aは細長い体に似た節が繰り返しますが、外骨格と関節肢がありません。環形動物です。
標本Bは放射状の体で、口の周りに触手があり、外とう膜も関節肢もありません。刺胞動物の特徴です。
標本Cは放射状の体と石灰質の骨片をもちます。名前に「魚」が付くヒトデでも、脊椎動物の魚類ではなく棘皮動物です。
よくある間違いを直す
一つの似た特徴で結ぶと誤ります。体節なら関節肢、触手なら外とう膜、放射状なら石灰質の骨片というように、候補を分ける二つ目の観点を探します。
理解チェックと次の一歩
確認1:ミミズと節足動物を分ける特徴は?
ミミズには繰り返す体節がありますが、外骨格と関節のある付属肢がありません。確認2:クラゲとタコを触手だけで同じ仲間にできないのはなぜ?
タコには外とう膜と筋肉質の足が変化した腕があり、クラゲは放射状の体と刺胞をもつ別の体制だからです。確認3:ヒトデが魚類でない根拠は?
背骨がなく、成体は放射状の体と石灰質の骨片をもつ棘皮動物だからです。主要な無脊椎動物を体の基本構造で比較できました。次は殻・触手・名前だけに引っぱられる誤分類を修正します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。