LESSON 01

ルーペと顕微鏡の使い方

観察したい大きさに合う器具を選ぼう

対象の大きさ・厚さ・動きと観察目的から、肉眼・ルーペ・実体顕微鏡・顕微鏡を選びます。

観察したい大きさに合う器具を選ぼう

前のセクションでは、観察したい特徴を決めました。今回は、その特徴が見える器具を選びます。倍率が最も高い器具ではなく、対象全体を見失わず、問いに必要な細かさが見える器具が正解です。

まず知る:器具を大きさと目的で選ぶ目標

肉眼は全体の形や動き、ルーペは葉の毛や小動物の体表、双眼実体顕微鏡は少し厚みのある小物体、顕微鏡は薄く光を通す標本の細かなつくりに向きます。

観察したいもの 選ぶ器具 選ぶ理由
植物全体の葉のつき方 肉眼 広い範囲を一度に見る
葉の表面の毛 ルーペ 対象を動かさず拡大できる
昆虫の脚や立体的な体表 双眼実体顕微鏡 立体のまま低倍率で見る
タマネギの細胞 顕微鏡 薄い標本を高倍率で見る

対象の大きさと観察器具植物全体、葉の毛、昆虫の脚、細胞へ細かくなるにつれ、肉眼、ルーペ、実体顕微鏡、顕微鏡を選ぶ広い範囲細かな部分植物全体肉眼葉の毛ルーペ昆虫の脚実体顕微鏡細胞顕微鏡

理解する:具体例から器具を選ぶ

コケの葉の並び方を調べるなら、まず肉眼で株全体の位置を確認し、ルーペで一枚ずつの葉を見ます。細胞内部まで見る問いでなければ、最初から顕微鏡を使う必要はありません。

池の水にいる微小な生物は肉眼では形が分からず、薄い水滴を光が通るので顕微鏡が適します。動くため、まず低倍率で広い視野から探します。

使う:高倍率ほど良いという間違いを直す

倍率を上げると細部は大きく見えますが、見える範囲は狭く、暗くなりやすく、動く対象を見失いやすくなります。「最も高い倍率」ではなく、「問いへ答えられる最も低い倍率から始める」が基本です。

理解チェック1:花全体の形と直径を記録する最初の器具は?肉眼と定規です。細部が必要になったらルーペを加えます。
理解チェック2:薄いタマネギ表皮の細胞を見る器具は?光を通す薄い標本の細部を見る顕微鏡です。

転用する:確かめをまとめ、ルーペ操作へつなぐ

器具を選ぶ前に「全体か細部か」「厚いか薄いか」「動くか」を答えます。次は、葉や岩に付いた小さな生物をルーペで安全に観察し、ピントを合わせます。

理解チェック3:動く小さな昆虫の脚を立体的に見るなら?低倍率で広い範囲を立体的に見られる双眼実体顕微鏡が適します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。