外骨格が体を支え脱皮で成長するしくみを考えよう
このレッスンの役割
ここは6レッスンの2番目です。前回見つけた外骨格を、名前だけでなく働きと成長の関係から理解します。
今日のゴールは、外骨格が体を支え守ることと、かたい外骨格を脱ぎ替えなければ大きくなれないことを因果で説明することです。
知る・理解する
外骨格は体の外側で形を保ち、内部のやわらかな部分を守ります。筋肉が内側に付くため、関節をはさんで外骨格を動かし、あしを曲げ伸ばしできます。
しかし、できあがった外骨格は体の成長に合わせて連続的には大きくなりません。節足動物は古い外骨格を脱ぎ、その下で新しい大きな外骨格を広げます。これが脱皮です。新しい外骨格がかたくなるまでの間は、体が傷つきやすい状態です。
成長曲線を細かく見ると、外骨格の大きさは脱皮のたびに段階的に増えます。「外骨格があるから成長できない」のではなく、「脱皮によって成長の余地を作る」と考えます。
例題で使う・転用する
水槽にエビの形をした透明な殻があり、中身は空でした。これは死体とは限りません。背中側に割れ目があり、近くに一回り大きいエビがいれば、脱皮した外骨格と考えられます。
脱皮直後のカニが物陰に隠れる理由は、新しい外骨格がまだやわらかく、体を守る働きが弱いからです。「こわがりだから」ではなく、構造の変化から説明します。
よくある間違いを直す
「体が少しずつ外骨格を押し広げ続ける」という説明は誤りです。かたい外骨格をいったん脱ぎ、新しい外骨格を広げてからかたくする段階が必要です。
理解チェックと次の一歩
確認1:外骨格の主な働きは?
体の形を支え、内部を守り、筋肉が力を伝える土台になります。確認2:なぜ脱皮が必要?
できあがった外骨格は連続的に大きくならないため、古いものを脱いで大きな新しい外骨格へ替える必要があります。確認3:脱皮直後に傷つきやすいのはなぜ?
新しい外骨格がまだやわらかく、支持と保護の働きが十分でないからです。外骨格の構造・働き・成長をつなげました。次は体の区分と、あしのどこを一つの「あし」と数えるかを図から読み取ります。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。