昆虫・クモ・甲殻類・多足類を比較表で分けよう
このレッスンの役割
ここは6レッスンの4番目です。節足動物の共通特徴と体の区分を読めるようになったので、今度は内部の仲間を同じ観点で比較します。
今日のゴールは、体の区分、あしの対数、触角を表へそろえ、昆虫類・クモ類・甲殻類・多足類を分類することです。
知る・理解する
| 仲間 | 体の主な区分 | あし | 触角 | 代表例 |
|---|---|---|---|---|
| 昆虫類 | 頭部・胸部・腹部 | 胸部に3対 | 1対 | バッタ、チョウ |
| クモ類 | 頭胸部・腹部 | 頭胸部に4対 | ない | クモ、サソリ |
| 甲殻類 | 頭胸部・腹部など | 多くは5対以上 | 2対 | エビ、カニ |
| 多足類 | 頭部・多数の体節 | 多数 | 1対 | ムカデ、ヤスデ |
あしの数だけでなく、どの体の区分に付くかを見ます。昆虫の六本は胸部、クモの八本は頭胸部に付きます。触角に見えるクモの付属肢を触角と決めず、資料の位置と構造を確認します。
例題で使う・転用する
標本Aは「頭・胸・腹の三部、胸部に三対のあし、触角一対」です。昆虫類です。
標本Bは「頭胸部と腹部、頭胸部に四対のあし、触角なし」です。クモ類です。
標本Cは「頭胸部と腹部、触角二対、五対の歩脚、えらで呼吸」です。甲殻類です。水中生活だけでなく、触角とあしの資料を使います。
よくある間違いを直す
クモを「小さくて陸にいる節足動物だから昆虫」とする誤りがあります。体の区分、あし四対、触角なしという三つの相違点へ戻ります。
理解チェックと次の一歩
確認1:昆虫類を見分ける組み合わせは?
頭・胸・腹の三部、胸部に三対のあし、触角一対です。確認2:クモ類と昆虫類の違いは?
クモ類は頭胸部と腹部、あし四対、触角なし。昆虫類は頭・胸・腹、あし三対、触角一対です。確認3:水中にいれば必ず甲殻類?
いいえ。生活場所だけでなく、外骨格、体節、関節肢に加え、触角二対やあしなどを確認します。四群を同じ比較表で分けられました。次は欠けたあしや似た外形がある標本で、観察値と本来の体のつくりを区別します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。