LESSON 01

節足動物の体のつくり

昆虫・クモ・甲殻類・多足類を比較表で分けよう

体の区分、あし、触角を同じ表で比較し、節足動物の四群を分類します。

昆虫・クモ・甲殻類・多足類を比較表で分けよう

このレッスンの役割

ここは6レッスンの4番目です。節足動物の共通特徴と体の区分を読めるようになったので、今度は内部の仲間を同じ観点で比較します。

今日のゴールは、体の区分、あしの対数、触角を表へそろえ、昆虫類・クモ類・甲殻類・多足類を分類することです。

知る・理解する

仲間 体の主な区分 あし 触角 代表例
昆虫類 頭部・胸部・腹部 胸部に3対 1対 バッタ、チョウ
クモ類 頭胸部・腹部 頭胸部に4対 ない クモ、サソリ
甲殻類 頭胸部・腹部など 多くは5対以上 2対 エビ、カニ
多足類 頭部・多数の体節 多数 1対 ムカデ、ヤスデ

節足動物四群の体区分とあしの比較昆虫は三部六本、クモは二部八本、甲殻類は頭胸部と腹部で多くのあし、多足類は多数の体節とあしをもつ昆虫類頭・胸・腹あし 3対触角 1対六本は胸部クモ類頭胸・腹あし 4対触角なし八本は頭胸部甲殻類頭胸・腹など多くは5対以上触角 2対多くは水中多足類頭・多数の体節あし多数触角 1対体節が連続外骨格・体節・関節肢は四群に共通。その先を表で分ける。

あしの数だけでなく、どの体の区分に付くかを見ます。昆虫の六本は胸部、クモの八本は頭胸部に付きます。触角に見えるクモの付属肢を触角と決めず、資料の位置と構造を確認します。

例題で使う・転用する

標本Aは「頭・胸・腹の三部、胸部に三対のあし、触角一対」です。昆虫類です。

標本Bは「頭胸部と腹部、頭胸部に四対のあし、触角なし」です。クモ類です。

標本Cは「頭胸部と腹部、触角二対、五対の歩脚、えらで呼吸」です。甲殻類です。水中生活だけでなく、触角とあしの資料を使います。

よくある間違いを直す

クモを「小さくて陸にいる節足動物だから昆虫」とする誤りがあります。体の区分、あし四対、触角なしという三つの相違点へ戻ります。

理解チェックと次の一歩

確認1:昆虫類を見分ける組み合わせは?頭・胸・腹の三部、胸部に三対のあし、触角一対です。
確認2:クモ類と昆虫類の違いは?クモ類は頭胸部と腹部、あし四対、触角なし。昆虫類は頭・胸・腹、あし三対、触角一対です。
確認3:水中にいれば必ず甲殻類?いいえ。生活場所だけでなく、外骨格、体節、関節肢に加え、触角二対やあしなどを確認します。

四群を同じ比較表で分けられました。次は欠けたあしや似た外形がある標本で、観察値と本来の体のつくりを区別します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。