未知の植物を検索表で分類し経路を説明しよう
このレッスンの役割
ここは6レッスンの最後です。これまで学んだ二択の進み方、種子と胞子、種子植物の枝、胞子植物の枝、誤りの戻し方を一つの入試型問題で使います。
今日のゴールは、未知の植物を分類し、「どの資料から、どの選択肢を選び、どの経路で結論へ着いたか」を説明することです。これは次の動物分類でもそのまま使う技能です。
知る・理解する
次の検索表を使います。
| 番号 | 選択肢 | 行き先 |
|---|---|---|
| 1a | 種子をつくる | 2へ |
| 1b | 胞子でふえる | 4へ |
| 2a | 胚珠が子房に包まれる | 3へ |
| 2b | 胚珠がむき出し | 裸子植物 |
| 3a | 子葉一枚、平行脈など | 単子葉類 |
| 3b | 子葉二枚、網状脈など | 双子葉類 |
| 4a | 根・茎・葉と維管束がある | シダ植物 |
| 4b | それらがなく仮根をもつ | コケ植物 |
経路の説明は、最終名から逆に特徴を並べるのではなく、実際に選んだ順に書きます。分類できない場合も失敗ではありません。止まった番号と不足している観察を示せれば、検索表を正しく使えています。
使う・転用する
未知植物Aの資料は「果実内に種子があり、発芽時の子葉は二枚、葉は網状脈」です。
- 1a:種子をつくるので2へ。
- 2a:果実ができることから胚珠は子房に包まれるので3へ。
- 3b:子葉二枚・網状脈なので双子葉類。
未知植物Bは「胞子でふえ、根・茎・葉の区別があり、維管束がある」です。経路は「1b → 4a → シダ植物」です。
未知植物Cは「種子をつくり、葉脈は平行」とだけあります。1aで2までは進めますが、胚珠が子房に包まれるか不明です。平行脈だけを先に使って単子葉類へ飛ぶことはできません。胚珠・子房・果実の資料を追加で求めます。
入試の記述では「Aは双子葉類である。種子をつくり、胚珠が子房に包まれる被子植物で、子葉が二枚かつ網状脈だから」のように、結論と経路を一文で結びます。
理解チェックと次の一歩
確認1:植物Bの分類経路は?
胞子でふえるので1b、根・茎・葉の区別と維管束があるので4aを選び、シダ植物に着きます。確認2:植物Cをすぐ単子葉類としないのはなぜ?
単子葉類は被子植物の中の分類なので、先に胚珠が子房に包まれることを確認して2aを通る必要があるからです。確認3:未知植物の名前を知らなくても分類できる?
できます。検索表は名前の記憶ではなく、観察できる特徴を順に照合して仲間を特定する道具です。これで、植物の特徴を覚える段階から、未知の資料を自分で分類する段階へ進みました。次の「動物を背骨の有無で分ける」でも、観察事実を二択へ入れ、経路と根拠を残す方法を使います。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。