LESSON 01

植物の分類を検索表でたどる

未知の植物を検索表で分類し経路を説明しよう

完全な検索表で未知植物を分類し、選択経路・観察根拠・不足資料を説明します。

未知の植物を検索表で分類し経路を説明しよう

このレッスンの役割

ここは6レッスンの最後です。これまで学んだ二択の進み方、種子と胞子、種子植物の枝、胞子植物の枝、誤りの戻し方を一つの入試型問題で使います。

今日のゴールは、未知の植物を分類し、「どの資料から、どの選択肢を選び、どの経路で結論へ着いたか」を説明することです。これは次の動物分類でもそのまま使う技能です。

知る・理解する

次の検索表を使います。

番号 選択肢 行き先
1a 種子をつくる 2へ
1b 胞子でふえる 4へ
2a 胚珠が子房に包まれる 3へ
2b 胚珠がむき出し 裸子植物
3a 子葉一枚、平行脈など 単子葉類
3b 子葉二枚、網状脈など 双子葉類
4a 根・茎・葉と維管束がある シダ植物
4b それらがなく仮根をもつ コケ植物

植物全体を五つの群へ分類する検索表植物を種子と胞子に分け、胚珠、子葉、維管束を使って裸子、単子葉、双子葉、シダ、コケへ分類する植物種子をつくる胞子でふえる胚珠むき出し裸子植物胚珠が子房内被子植物 → 3へ維管束ありシダ植物維管束なしコケ植物子葉一枚:単子葉類子葉二枚:双子葉類

経路の説明は、最終名から逆に特徴を並べるのではなく、実際に選んだ順に書きます。分類できない場合も失敗ではありません。止まった番号と不足している観察を示せれば、検索表を正しく使えています。

使う・転用する

未知植物Aの資料は「果実内に種子があり、発芽時の子葉は二枚、葉は網状脈」です。

  • 1a:種子をつくるので2へ。
  • 2a:果実ができることから胚珠は子房に包まれるので3へ。
  • 3b:子葉二枚・網状脈なので双子葉類。

未知植物Bは「胞子でふえ、根・茎・葉の区別があり、維管束がある」です。経路は「1b → 4a → シダ植物」です。

未知植物Cは「種子をつくり、葉脈は平行」とだけあります。1aで2までは進めますが、胚珠が子房に包まれるか不明です。平行脈だけを先に使って単子葉類へ飛ぶことはできません。胚珠・子房・果実の資料を追加で求めます。

入試の記述では「Aは双子葉類である。種子をつくり、胚珠が子房に包まれる被子植物で、子葉が二枚かつ網状脈だから」のように、結論と経路を一文で結びます。

理解チェックと次の一歩

確認1:植物Bの分類経路は?胞子でふえるので1b、根・茎・葉の区別と維管束があるので4aを選び、シダ植物に着きます。
確認2:植物Cをすぐ単子葉類としないのはなぜ?単子葉類は被子植物の中の分類なので、先に胚珠が子房に包まれることを確認して2aを通る必要があるからです。
確認3:未知植物の名前を知らなくても分類できる?できます。検索表は名前の記憶ではなく、観察できる特徴を順に照合して仲間を特定する道具です。

これで、植物の特徴を覚える段階から、未知の資料を自分で分類する段階へ進みました。次の「動物を背骨の有無で分ける」でも、観察事実を二択へ入れ、経路と根拠を残す方法を使います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。