は虫類と鳥類を体表と卵から見分けよう
このレッスンの役割
ここは6レッスンの3番目です。魚類と両生類の次は、どちらも成体が肺呼吸をし、多くが陸上に殻のある卵を産む、は虫類と鳥類を比較します。
今日のゴールは「飛べるかどうか」ではなく、体表が乾いたうろこか羽毛かを中心に、生殖と体温も組み合わせて見分けることです。
知る・理解する
は虫類の体表は乾いたうろこでおおわれます。成体は肺呼吸をし、多くは陸上に殻のある卵を産みます。体温は周囲の温度によって変化しやすい変温動物です。
鳥類の体表は羽毛でおおわれます。肺呼吸をし、陸上に殻のある卵を産み、体温をほぼ一定に保つ恒温動物です。
| 観点 | は虫類 | 鳥類 |
|---|---|---|
| 呼吸 | 肺 | 肺 |
| 体表 | 乾いたうろこ | 羽毛 |
| 生殖 | 多くは殻のある卵 | 殻のある卵 |
| 体温 | 周囲で変わりやすい | ほぼ一定 |
「飛ぶ」は鳥類だけの特徴ではありません。コウモリや昆虫も飛びます。また、ペンギンやダチョウのように空を飛ばない鳥類もいます。羽毛は鳥類を見分ける重要な体表の証拠です。
鳥の足にはうろこのように見える部分がありますが、体全体の分類では羽毛や恒温性など複数の特徴を使います。一部分だけを全身の特徴へ広げません。
例題で使う・転用する
未知動物Aは「肺呼吸、体表は乾いたうろこ、殻のある卵、体温は外気温に伴って変化」とあります。は虫類です。
未知動物Bは「空を飛ばないが、体表は羽毛、殻のある卵、体温は外気温が下がってもほぼ一定」です。飛ばないことに惑わされず鳥類です。
資料が「肺呼吸で殻のある卵」だけなら、は虫類と鳥類の両方が残ります。体表が羽毛か乾いたうろこか、または体温の変化を追加で調べます。
よくある間違いを直す
飛べるかどうかだけで鳥類を決めると、ペンギンやコウモリで崩れます。体表の羽毛をまず確認し、卵と体温の資料で結論を支えます。
理解チェックと次の一歩
確認1:は虫類と鳥類を分ける最も分かりやすい体表の違いは?
は虫類は乾いたうろこ、鳥類は羽毛で体表がおおわれます。確認2:飛べないペンギンが鳥類なのはなぜ?
飛ぶ能力ではなく、羽毛、肺呼吸、殻のある卵、恒温性など鳥類の特徴をもつからです。確認3:肺呼吸と殻のある卵だけでどちらか決められる?
決められません。両群の共通点なので、体表や体温の資料を追加します。は虫類と鳥類は、共通点を確認したうえで体表と体温から分けられました。次は哺乳類を毛と授乳で見分け、恒温・変温を温度グラフから読みます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。