LESSON 01

脊椎動物の五つの仲間

は虫類と鳥類を体表と卵から見分けよう

肺呼吸と殻のある卵という共通点を押さえ、乾いたうろこと羽毛から二群を分けます。

は虫類と鳥類を体表と卵から見分けよう

このレッスンの役割

ここは6レッスンの3番目です。魚類と両生類の次は、どちらも成体が肺呼吸をし、多くが陸上に殻のある卵を産む、は虫類と鳥類を比較します。

今日のゴールは「飛べるかどうか」ではなく、体表が乾いたうろこか羽毛かを中心に、生殖と体温も組み合わせて見分けることです。

知る・理解する

は虫類の体表は乾いたうろこでおおわれます。成体は肺呼吸をし、多くは陸上に殻のある卵を産みます。体温は周囲の温度によって変化しやすい変温動物です。

鳥類の体表は羽毛でおおわれます。肺呼吸をし、陸上に殻のある卵を産み、体温をほぼ一定に保つ恒温動物です。

観点 は虫類 鳥類
呼吸
体表 乾いたうろこ 羽毛
生殖 多くは殻のある卵 殻のある卵
体温 周囲で変わりやすい ほぼ一定

は虫類と鳥類の共通点と相違点中央に肺呼吸と殻のある卵という共通点、左には虫類の乾いたうろこと変温、右に鳥類の羽毛と恒温を示す共通点肺呼吸殻のある卵は虫類乾いたうろこ体温は周囲で変化鳥類羽毛体温をほぼ一定に保つ

「飛ぶ」は鳥類だけの特徴ではありません。コウモリや昆虫も飛びます。また、ペンギンやダチョウのように空を飛ばない鳥類もいます。羽毛は鳥類を見分ける重要な体表の証拠です。

鳥の足にはうろこのように見える部分がありますが、体全体の分類では羽毛や恒温性など複数の特徴を使います。一部分だけを全身の特徴へ広げません。

例題で使う・転用する

未知動物Aは「肺呼吸、体表は乾いたうろこ、殻のある卵、体温は外気温に伴って変化」とあります。は虫類です。

未知動物Bは「空を飛ばないが、体表は羽毛、殻のある卵、体温は外気温が下がってもほぼ一定」です。飛ばないことに惑わされず鳥類です。

資料が「肺呼吸で殻のある卵」だけなら、は虫類と鳥類の両方が残ります。体表が羽毛か乾いたうろこか、または体温の変化を追加で調べます。

よくある間違いを直す

飛べるかどうかだけで鳥類を決めると、ペンギンやコウモリで崩れます。体表の羽毛をまず確認し、卵と体温の資料で結論を支えます。

理解チェックと次の一歩

確認1:は虫類と鳥類を分ける最も分かりやすい体表の違いは?は虫類は乾いたうろこ、鳥類は羽毛で体表がおおわれます。
確認2:飛べないペンギンが鳥類なのはなぜ?飛ぶ能力ではなく、羽毛、肺呼吸、殻のある卵、恒温性など鳥類の特徴をもつからです。
確認3:肺呼吸と殻のある卵だけでどちらか決められる?決められません。両群の共通点なので、体表や体温の資料を追加します。

は虫類と鳥類は、共通点を確認したうえで体表と体温から分けられました。次は哺乳類を毛と授乳で見分け、恒温・変温を温度グラフから読みます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。