大きさ・形・数・位置を同じ観点で記録しよう
前のレッスンで事実と推測を分けました。今回は、何となく眺めるのではなく、問いに合う観点を選びます。同じ観点で記録できると、別の個体や別の日とも比較できます。
まず知る:観察の観点を選ぶ目標
基本の観点は、大きさ・形・色・数・位置・動き・周囲の環境です。全部を毎回書く必要はありません。「二つの葉の違いを比べる」なら形と葉脈、「虫の行動を調べる」なら位置と動きのように、問いへ答える観点を先に選びます。
| 観点 | 曖昧な記録 | 確かめられる記録 |
|---|---|---|
| 大きさ | 大きい | 長さ38 mm、幅21 mm |
| 形 | 変わった形 | 縁に片側8個ほどのぎざぎざ |
| 数 | たくさん | 一つの茎に葉が7枚 |
| 位置 | 上の方 | 地面から12 cmの節に付く |
| 色 | きれいな緑 | 表は濃い緑、裏は白っぽい緑 |
理解する:具体例で葉を比べる
葉Aと葉Bを比べるなら、同じ部分を同じ単位で測ります。葉柄を含むかどうかを決め、定規を最も長い方向に当てます。Aが長さ52 mm、幅31 mm、Bが長さ48 mm、幅15 mmなら、「Aの方が大きい」だけでなく「長さは近いが、Aの幅はBの約2倍」と違いを示せます。
スケッチには、輪郭・葉脈・ぎざぎざなど問いに関係する特徴を一本線で表し、日付・場所・倍率または実物大かどうかを添えます。影や立体感のための塗りつぶしは、形を読みにくくするなら不要です。
使う:感想を記録にする間違いを直す
「きれい」「気持ち悪い」「元気そう」は、人によって判断が変わる感想です。色、動き、姿勢、個体数などへ言い換えます。ただし感想を持つことが悪いのではなく、科学的記録の欄と分けることが大切です。
理解チェック1:「葉が大きい」を比較できる記録へ直すには?
測る部分を決め、長さや幅をmmなどの単位付きで記します。理解チェック2:二種類の葉を比べるとき、そろえるべきことは?
測る部分、測り方、単位、観察時の向きなどです。転用する:確かめをまとめ、時間変化へつなぐ
問いを一文にし、それへ答える観点を三つまで選びます。記録には数値・単位・位置関係を入れます。次は同じ観点を時刻ごとに繰り返し、生物の動きや変化を順序立てて捉えます。
理解チェック3:未知の実を比べるとき有効な三観点の例は?
長さ、表面の形、内部の種子の数などです。問いに応じて色や茎につく位置を選んでもよいです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。