LESSON 01

被子植物と裸子植物

マツの雄花と雌花で裸出した胚珠を確かめよう

マツの雄花の花粉のうと雌花のりん片上の胚珠を観察し、裸子植物の種子形成を説明します。

マツの雄花と雌花で裸出した胚珠を確かめよう

前のレッスンでは、被子植物の胚珠が子房内で種子になり、子房が果実になることを学びました。今回はマツを観察し、子房がない裸子植物でも花粉・胚珠・種子がどこにあるかを説明します。

まず知る:このレッスンの役割と目標

マツには雄花と雌花があります。雄花のりん片には花粉のうがあり、花粉を作ります。雌花のりん片には胚珠がむき出しについています。子房がないため、受精後に胚珠が種子になっても果実はできません。

観察部分 見つかるもの 役割・変化
雄花のりん片 花粉のう 花粉を作る
雌花のりん片 むき出しの胚珠 受精後、種子になる
成長した雌花 りん片上の種子 散布される

マツの雄花と雌花のりん片のつくり左の雄花のりん片に花粉のう、右の雌花のりん片表面に二つの胚珠がむき出しでつく雄花りん片の花粉のう雌花りん片上のむき出しの胚珠子房がないため果実はできない

理解する:具体例で花粉から種子までをつかむ

雄花の花粉のうから出た花粉は風で運ばれ、雌花の胚珠へ届きます。受精後、胚珠は種子になります。被子植物と共通するのは、花粉と胚珠があり、胚珠が種子になることです。

異なるのは、裸子植物には胚珠を包む子房がないことです。そのため、種子はりん片の表面につき、子房由来の果実はできません。

理解チェック1:マツの花粉はどこで作られる?雄花のりん片にある花粉のうで作られます。

使う:「松かさは果実」という間違いを直す

松かさは成長した雌花のりん片が集まった球果です。子房が成長した果実ではありません。りん片を開くと、その表面に種子がついています。「種子を包んで見える」だけで果実と呼ばず、何が成長してできたかを確認します。

理解チェック2:マツに種子はあるのに果実がないのはなぜ?胚珠は種子になりますが、子房をもたないため子房由来の果実はできないからです。

転用する:自分で確かめ、次の学びへつなげる

イチョウやソテツでも、種子のように見える部分の周囲に子房があったかを調べます。果肉のような外側があっても、子房由来とは限りません。次は、見た目の「花」「実」「松かさ」に引っぱられた誤分類を、胚珠と子房へ戻って修正します。

理解チェック3:裸子植物の「裸」は何がむき出しという意味?種子になる前の胚珠が、子房に包まれずむき出しについているという意味です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。