LESSON 01

脊椎動物の五つの仲間

哺乳類を毛と授乳で見分け体温の型も読もう

毛と授乳から哺乳類を見分け、周囲温度と体温のグラフから恒温・変温を判断します。

哺乳類を毛と授乳で見分け体温の型も読もう

このレッスンの役割

ここは6レッスンの4番目です。これまでの四群に哺乳類を加え、五群の比較を完成させます。同時に、体温が一時的に高いか低いかではなく、周囲の温度が変わったときの体温の型を読みます。

今日のゴールは、毛と授乳を中心証拠として哺乳類を見分け、鳥類・哺乳類の恒温性と、魚類・両生類・は虫類の変温性をグラフから判断することです。

知る・理解する

哺乳類は肺で呼吸し、体表に毛があり、雌には乳をつくる器官があって子に乳を与えます。多くは母体内で子を育てて産みますが、カモノハシのように卵を産む哺乳類もいます。そのため「胎生だけ」を決め手にせず、毛と授乳を重視します。

恒温動物は、周囲の温度が変わっても体温をほぼ一定に保ちます。中学校では鳥類と哺乳類が当てはまります。変温動物は、周囲の温度によって体温が変化しやすく、魚類・両生類・は虫類が当てはまります。

周囲の温度と恒温動物・変温動物の体温グラフ横軸の周囲温度が上がると変温動物の体温は上がるが、恒温動物の体温はほぼ水平に保たれる動物の体温周囲の温度恒温動物:ほぼ一定変温動物:周囲に伴って変化低い高い

恒温動物は「いつでも同じ一点の体温」という意味ではありません。活動や時間帯などで多少変わります。重要なのは、周囲温度が変わっても一定の範囲に保つことです。逆に、ある一時点で体が温かいだけでは恒温動物と判断できません。

例題で使う・転用する

未知動物Aは「肺呼吸、体表に毛、雌が子に乳を与える」とあります。卵を産むかどうかが不明でも、哺乳類を特徴づける毛と授乳がそろうため哺乳類です。

動物Bの周囲温度を10℃から30℃へ変えても、体温は約39℃の近くに保たれました。恒温動物の型です。ただし、これだけでは鳥類か哺乳類かを決められません。羽毛か毛か、授乳するかを追加します。

動物Cは周囲温度が10℃から30℃へ上がると、体温も約12℃から29℃へ上がりました。変温動物の型です。魚類・両生類・は虫類のどれかを分けるには、呼吸・体表・生殖を使います。

よくある間違いを直す

一回触って温かかったことだけで恒温動物とは判断できません。周囲温度を変えたときの体温の変化を読み、毛・羽毛などの別資料も組み合わせます。

理解チェックと次の一歩

確認1:哺乳類を見分ける中心的な二つの特徴は?体表に毛があることと、雌が子に乳を与えることです。
確認2:卵を産むカモノハシも哺乳類なのはなぜ?毛があり、子に乳を与えるという哺乳類を特徴づける性質をもつからです。
確認3:恒温動物と分かれば鳥類か哺乳類まで決まる?決まりません。両方とも恒温動物なので、羽毛か毛か、授乳するかなどを追加します。

これで五群を比べる四つの観点がそろいました。次はクジラ・ペンギン・カモノハシのような、目立つ一特徴に惑わされやすい動物の誤分類を直します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。