LESSON 01

植物の分類を検索表でたどる

検索表を一問ずつたどって候補をしぼろう

観察事実を二択へ照合し、選択経路を記録しながら検索表を正しくたどります。

検索表を一問ずつたどって候補をしぼろう

このレッスンの役割

ここは「植物の分類を検索表でたどる」6レッスンの1番目です。前のセクションまでに覚えた植物の特徴を、今度は未知の植物の分類に使います。

検索表は、特徴についての二つの文から一方を選び、次の番号へ進む道案内です。今日のゴールは、植物名を当てることではありません。「観察した事実 → 選んだ文 → 次の番号」という経路を残しながら、候補をしぼることです。

知る・理解する

たとえば、植物Aについて「種子をつくる」と観察できたとします。検索表の最初が次の二択なら、1aを選びます。

番号 選択肢 次に進む先
1a 種子をつくる 2へ
1b 胞子でふえる 4へ
2a 胚珠が子房に包まれる 3へ
2b 胚珠がむき出しである 裸子植物

二択は「好きなほう」ではなく、同じ観点で反対になる二文です。今いる番号の二文だけを比べます。植物Aが種子をつくるなら、1aから2へ進みます。いきなり3や4を選ぶことはできません。

検索表を一問ずつ進む流れ観察事実を二択に照合し、選択記号を記録して次の番号へ進む観察事実種子をつくる番号1の二択1a 種子をつくる1b 胞子でふえる合う文は1a記録して2へ経路 1a → 2

検索表が候補をしぼれるのは、一回の選択で合わない側をまとめて外せるからです。最初から植物名を予想すると、予想に合う特徴だけを拾いやすくなります。まず事実、次に選択、最後に分類名、という順番を守ります。

使う・転用する

植物Bの資料に「花は見つからない。葉の裏に胞子のうが並ぶ」とあります。花がないという印象ではなく、「胞子でふえる」という直接の事実を1番へ入れます。したがって経路は「1b → 4」です。

経路メモは次の形にします。

  1. 資料から使える事実を短く抜き出す。
  2. 現在の番号の二文だけと照合する。
  3. 選んだ記号と観察根拠を書く。
  4. 指示された番号へ進む。
  5. 分類名に着いたら、通った経路を逆に確認する。

入試問題では、検索表の並び方が教科書と違っても、この手順は同じです。番号ではなく文の意味を読みます。ある特徴が資料にないなら、想像で選ばず「この二択には追加観察が必要」と判断します。

理解チェックと次の一歩

確認1:検索表を使うとき、最初にすることは?未知の植物名を予想するのではなく、資料から観察できる事実を取り出し、最初の番号の二択へ照合します。
確認2:1aを選んだあと、気になる4番を先に読んでもよい?分類の参考に読むこと自体はできますが、経路としては1aに書かれた2番へ進みます。検索表は指示された順にたどって初めて候補を正しくしぼれます。
確認3:「花が見えない」だけで胞子植物を選べないのはなぜ?種子植物でも観察時期や標本の状態によって花が見えないことがあるからです。種子・胞子・胚珠など、二択に直接対応する特徴を確かめます。

今日は、検索表を「観察事実 → 二択 → 次の番号」の順で進む技能を身につけました。次は、植物全体を大きく二つに分ける「種子をつくるか、胞子でふえるか」を見分けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。