LESSON 01

ルーペと顕微鏡の使い方

初見の標本に器具・倍率・操作順を選ぼう

初見標本の問いと大きさから、器具・初期倍率・焦点手順・記録方法を一貫して選びます。

初見の標本に器具・倍率・操作順を選ぼう

このセクションの仕上げです。見慣れない標本について、問いと大きさから器具を選び、安全に像を見つけ、必要な倍率へ進みます。操作だけでなく、次のスケッチに使える記録まで完成させます。

まず知る:観察を五段階で計画する目標

「問い→器具→低倍率→細部→記録」の五段階で考えます。最初から最大倍率にせず、全体の位置を確認してから必要な部分へ近づきます。

段階 判断 池の水の例
問い 何を見たいか 微小な生物の形と動き
器具 対象に合うか 薄い水滴なので顕微鏡
低倍率 全体を探す 40倍で動く像を見つける
細部 中央にして倍率変更 100倍で輪郭を見る
記録 倍率・時刻・特徴 形、移動方向、倍率を書く

池の水の初見観察低倍率の広い視野で微小生物を探して中央へ移し、高倍率の狭い視野で形を観察する低倍率で探して中央へ必要な倍率で細部を見る

理解する:具体例で池の水を観察する

池の水滴は顕微鏡で観察します。まず40倍で視野を明るくし、ゆっくり動く像を探します。対象を中央へ置き、必要なら100倍へ上げます。動く対象は400倍では見失いやすいため、問いに必要な倍率で止めます。

記録には「接眼10倍・対物10倍・総合100倍」「午後2時」「細長い形で、体を曲げながら左へ移動」のように、倍率と観察事実を添えます。

使う:倍率だけを上げ続ける間違いを直す

見えにくいとき、倍率不足とは限りません。光量、標本の厚さ、ピント、動きが原因かもしれません。低倍率で見えているかを基準に、必要な一操作だけを変えます。

理解チェック1:池の水の動く生物を探す最初の倍率は?広い視野で探せる低倍率から始めます。
理解チェック2:高倍率へ変える前に何をする?対象へピントを合わせ、視野の中央へ移します。

転用する:確かめをまとめ、スケッチへつなぐ

対象の大きさと問いから器具を選び、低倍率から安全にピントを合わせます。倍率変更後は明るさと細かなピントを直し、倍率・時刻・特徴を記録します。次の「スケッチで特徴を残そう」では、ここで見えた輪郭と位置関係を正確な一本線で残します。

理解チェック3:動く像をスケッチする前に最低限記録することは?総合倍率、観察時刻、形、動く方向や速さの特徴です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。