初見の標本に器具・倍率・操作順を選ぼう
このセクションの仕上げです。見慣れない標本について、問いと大きさから器具を選び、安全に像を見つけ、必要な倍率へ進みます。操作だけでなく、次のスケッチに使える記録まで完成させます。
まず知る:観察を五段階で計画する目標
「問い→器具→低倍率→細部→記録」の五段階で考えます。最初から最大倍率にせず、全体の位置を確認してから必要な部分へ近づきます。
| 段階 | 判断 | 池の水の例 |
|---|---|---|
| 問い | 何を見たいか | 微小な生物の形と動き |
| 器具 | 対象に合うか | 薄い水滴なので顕微鏡 |
| 低倍率 | 全体を探す | 40倍で動く像を見つける |
| 細部 | 中央にして倍率変更 | 100倍で輪郭を見る |
| 記録 | 倍率・時刻・特徴 | 形、移動方向、倍率を書く |
理解する:具体例で池の水を観察する
池の水滴は顕微鏡で観察します。まず40倍で視野を明るくし、ゆっくり動く像を探します。対象を中央へ置き、必要なら100倍へ上げます。動く対象は400倍では見失いやすいため、問いに必要な倍率で止めます。
記録には「接眼10倍・対物10倍・総合100倍」「午後2時」「細長い形で、体を曲げながら左へ移動」のように、倍率と観察事実を添えます。
使う:倍率だけを上げ続ける間違いを直す
見えにくいとき、倍率不足とは限りません。光量、標本の厚さ、ピント、動きが原因かもしれません。低倍率で見えているかを基準に、必要な一操作だけを変えます。
理解チェック1:池の水の動く生物を探す最初の倍率は?
広い視野で探せる低倍率から始めます。理解チェック2:高倍率へ変える前に何をする?
対象へピントを合わせ、視野の中央へ移します。転用する:確かめをまとめ、スケッチへつなぐ
対象の大きさと問いから器具を選び、低倍率から安全にピントを合わせます。倍率変更後は明るさと細かなピントを直し、倍率・時刻・特徴を記録します。次の「スケッチで特徴を残そう」では、ここで見えた輪郭と位置関係を正確な一本線で残します。
理解チェック3:動く像をスケッチする前に最低限記録することは?
総合倍率、観察時刻、形、動く方向や速さの特徴です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。