植物を種子と胞子のどちらでふえるかで分けよう
前のセクションでは、同じ観点の特徴表と二択の分類基準を作りました。今回はその方法を植物へ使います。最初の分岐は、次の世代を始めるときに種子を作るか、胞子を作るかです。
まず知る:このレッスンの役割と目標
植物はすべて種子でふえるわけではありません。花や球果を経て種子を作る種子植物と、種子を作らず胞子でふえる植物に大きく分けられます。
| 植物の大きな群 | 次の世代のもと | 例 | この段階で見るもの |
|---|---|---|---|
| 種子植物 | 種子 | アブラナ、イネ、マツ | 花・球果・実・種子の記録 |
| 胞子でふえる植物 | 胞子 | イヌワラビ、ゼニゴケ | 胞子のう・胞子の記録 |
花が目立つかどうかだけでは決めません。マツの花は花びらが目立ちませんが種子を作るため、種子植物です。
理解する:具体例で最初の分類基準をつかむ
植物Aには花の後に実ができ、その中に粒がありました。植物Aは種子を作るので種子植物です。植物Bは葉の裏に小さな袋が集まり、その中に細かな胞子がありました。植物Bは胞子でふえる植物です。
「地面から芽が出た」はどちらにも起こりうるため、分類の決め手になりません。何から新しい個体が始まったかを確かめます。
理解チェック1:花びらが見えないマツは胞子でふえる植物?
違います。マツは球果をつけ、種子を作る種子植物です。使う:花が見えないだけで決める間違いを直す
観察した日に花がなかったからといって、胞子でふえる植物とは限りません。花の時期が終わった、花が小さい、球果を作るなどの可能性があります。実・種子・球果・胞子のうの資料を追加して判定します。
理解チェック2:「小さな粒なら全部胞子」という考えのどこが間違い?
大きさだけでは種子・胞子・花粉などを区別できません。どこで作られ、何になる粒かを確認します。転用する:自分で確かめ、次の学びへつなげる
初見の植物では、まず種子を作る証拠があるかを調べます。なければすぐ胞子と決めず、胞子のうや生活史の資料を探します。次は、種子が単なる硬い粒ではなく、新しい個体のもとと養分を備えたつくりであることを確かめます。
理解チェック3:植物を最初に二群へ分ける質問を一文で言うと?
「この植物は種子を作るか、それとも種子を作らず胞子でふえるか」です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。