LESSON 01

種子植物と胞子でふえる植物

植物を種子と胞子のどちらでふえるかで分けよう

植物を、種子を作る種子植物と、種子を作らず胞子でふえる植物へ増え方で分類します。

植物を種子と胞子のどちらでふえるかで分けよう

前のセクションでは、同じ観点の特徴表と二択の分類基準を作りました。今回はその方法を植物へ使います。最初の分岐は、次の世代を始めるときに種子を作るか、胞子を作るかです。

まず知る:このレッスンの役割と目標

植物はすべて種子でふえるわけではありません。花や球果を経て種子を作る種子植物と、種子を作らず胞子でふえる植物に大きく分けられます。

植物の大きな群 次の世代のもと この段階で見るもの
種子植物 種子 アブラナ、イネ、マツ 花・球果・実・種子の記録
胞子でふえる植物 胞子 イヌワラビ、ゼニゴケ 胞子のう・胞子の記録

花が目立つかどうかだけでは決めません。マツの花は花びらが目立ちませんが種子を作るため、種子植物です。

植物を種子と胞子でふえる群に分ける植物を、種子を作る種子植物と、種子を作らず胞子でふえるシダ植物・コケ植物へ分ける分類図植物種子を作る種子を作らない種子植物アブラナ・イネ・マツ胞子でふえる植物シダ植物・コケ植物次は体のつくりでも分ける

理解する:具体例で最初の分類基準をつかむ

植物Aには花の後に実ができ、その中に粒がありました。植物Aは種子を作るので種子植物です。植物Bは葉の裏に小さな袋が集まり、その中に細かな胞子がありました。植物Bは胞子でふえる植物です。

「地面から芽が出た」はどちらにも起こりうるため、分類の決め手になりません。何から新しい個体が始まったかを確かめます。

理解チェック1:花びらが見えないマツは胞子でふえる植物?違います。マツは球果をつけ、種子を作る種子植物です。

使う:花が見えないだけで決める間違いを直す

観察した日に花がなかったからといって、胞子でふえる植物とは限りません。花の時期が終わった、花が小さい、球果を作るなどの可能性があります。実・種子・球果・胞子のうの資料を追加して判定します。

理解チェック2:「小さな粒なら全部胞子」という考えのどこが間違い?大きさだけでは種子・胞子・花粉などを区別できません。どこで作られ、何になる粒かを確認します。

転用する:自分で確かめ、次の学びへつなげる

初見の植物では、まず種子を作る証拠があるかを調べます。なければすぐ胞子と決めず、胞子のうや生活史の資料を探します。次は、種子が単なる硬い粒ではなく、新しい個体のもとと養分を備えたつくりであることを確かめます。

理解チェック3:植物を最初に二群へ分ける質問を一文で言うと?「この植物は種子を作るか、それとも種子を作らず胞子でふえるか」です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。