閉回路と電流の向きを模型で説明しよう
このレッスンの役割
前の実験で、電池と豆電球を切れ目なく一周つなぐと点灯すると確かめました。ここでは、その道筋を閉回路と電流の向きで説明します。
ゴールは、回路の外側では電流を+極から-極へたどり、豆電球で電流が使い切られるという誤解を直せることです。
知る・理解する
電流は、電池の+極から導線や電気器具を通り、-極へ向かうものとして表します。さらに電池の内部を通って一周する閉じた道筋があるとき、電流が流れ続けます。
豆電球は電流を光や熱の働きへ利用しますが、豆電球を通った後の電流がなくなるわけではありません。一本道の回路では、途中のどこでも同じ流れが続くという見方が、後の電流測定につながります。
具体例で使う
スイッチを閉じると、+極→スイッチ→豆電球→-極という一周の道ができます。スイッチを開くと一か所が切れ、回路全体に電流が流れません。
豆電球の前と後へ矢印を描くとき、どちらも回路に沿って+極から-極へ向けます。「豆電球へ入る矢印だけ描き、出る矢印を描かない」のは閉回路の模型と合いません。
誤答を直して次の学びへつなげる
電子の移動方向と、回路図で使う電流の向きを混ぜないようにします。中学校の回路では、電流の向きを+極から-極として扱います。
開いたスイッチの直前まで電流がたまる、と考えるのも誤りです。定常的な電流には一周できる閉回路が必要です。
次は、スイッチの組み合わせ表から、どの豆電球に閉じた道ができるか判定します。
自分で確かめよう
確認1:外部回路の電流の向きは?
電池の+極から出て、回路を通り-極へ向かう向きです。
確認2:豆電球で電流は使い切られる?
使い切られません。電流は豆電球を通って回路を流れ続けます。
確認3:スイッチを開くと電流が止まる理由は?
一周する道筋に切れ目ができ、閉回路でなくなるからです。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。