LESSON 01

直列・並列回路の電流

直列回路では電流がどこでも同じと確かめよう

直列回路の複数地点を測り、一本道では電流の大きさが等しいと理解する。

直列回路では電流がどこでも同じと確かめよう

このレッスンの役割

前のセクションでは、電流計を安全に直列接続し、端子と目盛りから測定値を読めるようにしました。ここでは、その技能を使って直列回路の三か所を測り、電流の規則を観察から見つけます。

ゴールは、直列回路ではどの場所でも電流の大きさが等しいことを、測定値と一本道の構造から説明できることです。

知る・理解する

直列回路には分かれ道がありません。電流は一秒あたりにある場所を通る電気の量に対応するので、途中でたまり続けたり消えたりしない定常状態では、一本道のどの場所でも同じ大きさになります。

直列回路の三地点で等しい電流電池と二つの豆電球をつないだ一本道で、三つの電流計がすべて0.30アンペアを示す。 A1 A2 A3 0.30 A0.30 A0.30 A

電流計A1、A2、A3を同時につなぐ必要はありません。電源を切って一台の電流計を順に移し、回路と端子を同じ条件にして測ります。測定誤差で末尾の数字が少し違っても、最小目盛りの範囲を考えて全体の傾向を見ます。

具体例で使う

三地点の測定値が300 mA、0.30 A、298 mAだったとします。単位をmAへそろえると300 mA、300 mA、298 mAです。差は2 mAなので、計器の最小目盛りや読み取り誤差を確認し、ほぼ同じと判断します。

豆電球を通った後でも電流がほぼ同じなのは、電流そのものが豆電球で使い切られる量ではないからです。豆電球では電気エネルギーが光や熱へ変わります。電流とエネルギーを同じものとして扱わないことが重要です。

誤答を直して次の学びへつなげる

「一つ目の豆電球で電流を使うから、後ろほど小さい」は誤りです。直し方は、前後を同じ電流計で測り、単位をそろえて比較することです。

次は、道が二つへ分かれる並列回路で、分岐前・各枝・合流後の四地点を測ります。

自分で確かめよう

確認1:直列回路の電流は場所によってどうなる?

定常状態では、一本道のどの場所でも電流の大きさは等しくなります。

確認2:0.25 Aと250 mAは同じ大きさ?

はい。0.25 A=250 mAです。

確認3:豆電球の後で電流が減らないのは、何も変化していないから?

いいえ。電気エネルギーは光や熱へ変わりますが、一本道を通る電流の大きさは同じです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。