逆接続・端子・目盛りの誤りを診断しよう
このレッスンの役割
ここまでに、電流計の直列接続、安全な端子選択、目盛りの読み方、AとmAの変換を学びました。ここでは、針や測定値の異常を手がかりに、最初に間違えた場所を見つけて直します。
ゴールは、異常を見てすぐ値を作り直すのではなく、電源→接続→極性→端子→目盛り→単位の順で診断できることです。
知る・理解する
針が逆向きなら極性、右端を越えそうなら測定範囲、小さくしか動かないなら範囲または電流の小ささを疑います。ただし、どの場合も最初に電源を切ります。
一つの症状だけで原因を断定しないことも大切です。針が動かない場合は、電流が0とは限りません。スイッチが開いている、導線が外れている、接触不良、端子の差し間違いなども確認します。
具体例で使う
500 mA端子で針が6を指したのに「60 mA」とした答案を診断します。接続と針は正常です。0〜10の10区間なら一目盛りは50 mAなので、50×6=300 mAが正解です。原因は、端子に対応する最大値を50 mAと取り違えたことです。
別の例で、通電直後に針が左へ動いたなら、正しい値を想像して書かず、電源を切って+端子の向きを直します。
誤答を直して次の学びへつなげる
振り切れたときに、より小さい範囲へ変えるのは逆です。最大範囲へ戻して計器を守ります。針が小さいときだけ、現在値が次の範囲を超えないと確認してから範囲を狭めます。
次は、初めて見る分岐回路で、どこへ電流計を入れ、どの値を読むかを一続きで判断します。
自分で確かめよう
確認1:針が逆向きに動いたとき、最初にすることは?
電源を切り、その後で電流計の+端子と電池の+極側の関係を確認します。
確認2:針が振り切れそうなときは範囲を狭める?
いいえ。より大きい測定範囲、通常は最大端子へ戻します。
確認3:針が動かなければ電流は必ず0?
必ずとは限りません。開いたスイッチ、配線切れ、接触不良、端子の誤りも調べます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。