グラフ上の一点からV÷Iで抵抗を計算しよう
グラフの直線上には測定値がいくつもあります。抵抗を求めるときは読みやすい一点を選び、その点の電圧Vを電流Iで割ります。点の選び方、単位換算、別の点での検算までを一続きにします。
このレッスンの役割
第4段階です。前のレッスンで傾きが流れやすさを表すことを理解しました。今回は「どちらが大きい」から一歩進み、抵抗を数値とΩで求めます。次へ、軸が入れ替わった場合にも比を選び直せる力を渡します。
知る:直線上の読みやすい一点を選ぶ
抵抗はR=V÷Iです。横軸V・縦軸Iの直線上で、目盛りの交点に近く、VとIを正確に読める点を選びます。測定点から少し外れた場所や、直線上にない点を使ってはいけません。
電流がmAで示されているときは、先にAへ直します。たとえば300 mA=0.300 Aです。300のまま6.0÷300とすると0.02になり、1000倍ずれます。
理解する:どの点を使っても同じ抵抗になる
同じ抵抗がオームの法則に従う範囲では、直線上のどの点でもV÷Iは一定です。
| 選んだ点 | V÷I | 抵抗 |
|---|---|---|
| 2.0 V、0.10 A | 2.0÷0.10 | 20 Ω |
| 4.0 V、0.20 A | 4.0÷0.20 | 20 Ω |
| 6.0 V、0.30 A | 6.0÷0.30 | 20 Ω |
これは、電圧と電流が同じ割合で増えるためです。別の点で同じ値になるかを確認すれば、読み取りや単位換算の誤りを自分で見つけられます。
例で使い、よくある誤答を直そう
8.0 Vで400 mAの点を通る直線なら、400 mA=0.400 Aとして、R=8.0÷0.400=20 Ωです。
誤答「R=0.400÷8.0=0.05 Ω」はI÷VとV÷Iを逆にしています。単位を見ると、求めたいのはΩなのでR=V÷Iです。誤答「8.0÷400=0.02 Ω」はmAをAに直していません。最初にずれた行へ戻って直しましょう。
自分で確かめ、まとめて次へ進もう
確認1:5.0 Vで0.25 Aの点から抵抗を求めてください。
R=5.0÷0.25=20 Ωです。確認2:6.0 Vで200 mAなら抵抗はいくつですか?
200 mA=0.200 Aなので、R=6.0÷0.200=30 Ωです。確認3:別の点でもV÷Iを計算する理由は何ですか?
同じ直線なら抵抗が一定になることを使い、点の読み違い、式の逆転、単位換算の誤りを検算するためです。グラフから抵抗値を出す手順は、軸を読む→一点を選ぶ→単位をAへそろえる→V÷I→別点で検算、です。次は軸が逆でも同じように考えられるようにします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。