入試の複合誤答を最初にずれた判断から直そう
総合問題の誤答には、問いの読み違い、回路の括り違い、単位換算、式の選択、計算の五種類があります。最後の数字だけを直さず、最初に正しくなくなった判断を見つけます。
このレッスンの役割
第5段階です。前のレッスンで資料と回路を結んだ通し計算を行いました。今回は解答過程を一行ずつ監査し、誤りの種類と戻る場所を特定します。最後の時間内完答へ、自分で弱点を診断する力を渡します。
知る:誤答を五つの層で点検する
理解する:最後の誤りは前の誤りの結果かもしれない
並列部分を直列と誤判定すれば、合成抵抗、全体電流、枝電流がすべて誤ります。最後の割り算を直しても回復しません。最初の誤りである回路の括りへ戻ります。
一方、回路・単位・式が正しく、最後の6÷0.2を3としたなら計算だけの誤りです。戻るレッスンや練習方法も異なります。
例で使い、よくある誤答を直そう
生徒の解答:横V・縦Iのグラフで4.0 V、200 mAの部品を「R=200÷4=50 Ω」とした。
問いは抵抗、点の読みは正しいですが、単位で200 mAを0.200 Aへ直していません。さらに式もI÷Vで逆です。最初のずれは単位換算なので、0.200 Aに直し、R=4.0÷0.200=20 Ωとします。
誤答の最後だけ見て「割り算ミス」と決めないことが大切です。各行の主語と単位を言葉で確認します。
自分で確かめ、まとめて次へ進もう
確認1:誤答を点検する五つの順は?
問い、回路の範囲と接続、単位、式、数値計算の順です。確認2:並列を直列と誤判定した場合、どこへ戻りますか?
計算ではなく、分岐点・合流点と同じ二点間を確認する回路判定へ戻ります。確認3:答えの数字が正しければ理由が誤ってもよいですか?
よくありません。偶然の正答は別条件へ転用できないため、式と範囲の根拠も確認します。誤答を五層で診断すれば、必要な学び直しを一つに絞れます。次はこの診断を使い、入試型の複数設問を時間内に完答します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。